講談社文庫<br> ヴァラエティ

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講談社文庫
ヴァラエティ

  • 著者名:奥田英朗【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 特価 ¥385(本体¥350)
  • 講談社(2019/09発売)
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  • ISBN:9784065171844

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内容説明

迷惑、顰蹙、無理難題。人生、困ってからが面白い! 奥田英朗の蔵出し短編集! 貴重な対談2本も収録。脱サラで会社を興した38歳の社長。渋滞中の車にどんどん知らない人を乗せる妻。住み込みで働く職場の謎めいた同僚……。微妙な空気を絶妙に表現する奥田英朗ならではの人間ドラマ!短編、対談からショートショートまで、あれこれ楽しい贅沢な一冊。コアなファンにも、はじめて読む人にもおすすめです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

相田うえお

116
★★★★☆20004 ①会社退職後、設立会社の社長になったものの、当てにしていた取引先の仕事が... ②は①のその後。大阪あきんど凄い! ③対談 ④あらら、知らない人をそんなに車に乗せて大丈夫?つーか、この奥さんが分からん。面白過ぎ〜 ⑤ショートショートとはいえ、短かぁ〜。⑥店内で上の者が若手を客に聞こえるほど叱っていたら、そりゃ耳障りだ。 ⑦対談 ⑧年頃の女の子が初めて親に「誰ちゃんの家に泊まるよ」と。はい、親はドキッとする事でしょう ⑨この話、良かった〜!自転車に初めて乗れたときの事を思い出した2020/01/08

アッシュ姉

115
登録本1300目は愛する奥田さん、愛すべき英朗さん、愛してやまないオクちゃんの待望の文庫新刊で。アンソロジーなどの短篇、唯一のショートショート、対談を収録したコアファン向けの蔵出し作品集。すべて未読だったので読めて良かった。企画してくださった編集者の方に感謝。対談はかなり前のもので贅沢を言えば最近の話が聞きたかったが、作家としてだけでなくお人柄も垣間見えて興味深く、あとがきも面白かったので納得。意外にも読者の声を気にされている奥田さん。読書メーターで叫んでいる私の愛がどうか届きますように。2019/09/24

ふう

111
久しぶりの奥田作品。1話目「おれは社長だ!」と2話目の作品はつながっているのですが、主人公よりも周りの人たちがいい味。子どもとのインタビューのやり取りもおもしろくて、奥田さんらしさを楽しみました。そのあとの「ドライブ・イン・サマー」は疲れました。自覚のない悪意は笑えないですよね。わたしの気持ちが落ち込んでいるからかな。作品のせいじゃなくて、コロナウィルスのせいかもしれません。2020/04/01

じいじ

108
奥田氏の未発表の短編を搔き集めて一冊にした感じだ。さすがストーリ―テラーの奥田さん「玉石混淆」にならず、どれも面白い。とりわけ、サッカー・ワールド戦のドイツ大会、対日本との試合を題材にした、クロアチア目線で書いた作品がメッチャ気に入りました。たった4ページのショーショートで、物足りなさは否めないが、馬鹿げていてユーモア溢れる面白い作品です。(ご本人も「こうした馬鹿話は好きだ」と、あとがきで述べています)。『varietyーヴァラエティ』の表題は、じつに的を射ています。気分直しに格好の一冊です。2020/01/22

ニカ

84
著者の宙に浮いていた短編を一つにまとめた本。一見バラバラな内容の短編かと思いきや、意外と人間の心情を描いたものばかりで、不思議な纏まりがあった。「セブンティーン」「夏のアルバム」は特に共感した。あとがきも面白かった。2020/06/30

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