講談社文庫<br> Ank : a mirroring ape

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講談社文庫
Ank : a mirroring ape

  • 著者名:佐藤究【著】
  • 価格 ¥1,276(本体¥1,160)
  • 講談社(2019/09発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065171240

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内容説明

2026年、京都で大暴動が起きる。「京都暴動=キョート・ライオット」だ。人々は自分の目の前にいる人間を殺し合い、未曽有の大惨劇が繰り広げられた。事件の発端になったのは、「鏡=アンク」という名のたった1頭のチンパンジーだった。霊長類研究施設に勤める研究者・鈴木望は、世界に広がらんとする災厄にたった1人で立ち向かった……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムトモ

105
鏡三部作の第二部…確かに初めて自分自身を鏡で見た時自分の中で何か起きたのかなぁ🤔〜と記憶はないなぁ〜🐒が自分の鏡に映る姿に攻撃している映像を見たことがありますが…人間の赤ちゃんがそれやったら心配になるよなぁ〜(ノ-_-)ノ~┻━┻だからと言って唸る程のSFでは無かったかな🥺2024/03/22

H!deking

92
アンソロジーはいつくか読んでたけど長編は初読み!いやーめちゃくちゃ面白かった!京都で大量の人間が殺し合う暴動が発生!なぜなの!どうしてなの!ざっくりいうとそんなお話です。よくまあこんな話思いつくな。衝撃でした。おすすめ!2022/09/30

HANA

84
全編に漂う緊迫感が只事ではない。京都で大暴動が起こる顛末を描いているのだが、大暴動中に起こる悲惨なエピソードの数々もさることながら、そのカタストロフに至るまでの時系列のカウントダウンの緊張感たるや…。事件に至るまでの原因となる理論が小出しに明らかになる様や、些細な切っ掛けが積み重なっていく部分は手に汗を握らずにはいられない。それが著者の持つどこか乾いたような文体に実に合っているし。そして作中で言及されている「2001年宇宙の旅」に通じるような詩情に満ちた古代の出来事まで、まさに一気読みさせられました。2022/12/22

goro@the_booby

82
圧倒された。類人猿と現生人類との間には何があったのかと言うか無かったとういか大きな謎を追ったSFミステリー?パニック小説かもうジャンルレスの物語。京都で起こった暴動の原因は一匹のチンパンジー!鏡に映る自分は自分か否か。暴走と制御を繰り返し進化してきたのか!?物語に説得力ありすぎで色々と考え込んじゃいます。分かりやすく深淵だった。2020/11/26

ちーたん

80
★★★☆☆日本の美しい観光地・京都を舞台に人間同士、動物同士の同胞殺しが突如起こる!その暴動の発端と思われる研究施設。いったい原因は何なのか?ゾンビ説や感染爆発(パンデミック)など多くの情報が錯綜し世界は震撼!研究施設から知能の高いチンパンジーが脱走したが…。パニック小説はハラハラドキドキしながら原因を突き止めるシナリオが多いが(私はそっちのが好き)本作の原因は早々に判明する。また暴動のバリエーションが乏しい。理系要素も濃く私にはちょっと小難しかった💦ただ結末に提示される仮説はなかなか興味深かったです!2019/10/11

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