内容説明
「ある土曜の昼下がり、タピオカミルクティーを飲みながら颯爽と歩いていたら、喉に異変が。苦しい……タピオカをバキュームしたとき、まちがって気管に入ってしまったようです。(中略)タピオカブームは、もしかしたら年齢的に上限があるのかもしれないと、涙目でむせながら思いました」(本文より)。40代も半ばにさしかかった辛酸なめ子さんが、日常の思わず叫びたくなる瞬間を、エッセイとイラストで語ります。「『忙しいのに、何てことしてくれたの!』(咳をしながらマスクをしない男性編集者にインフルエンザをうつされて)」「『遺伝子くださーい! クローン作りたい!』(少年合唱団のコンサートで)」「『めっちゃ熱い! めっちゃ怖い!』(参拝客に火の粉がぶちまかれるという、大分の起源不明の祭り『ケベス祭り』に参加して)」……。感動、焦り、欲望、恐怖などを職人芸で切り取った珠玉のエッセイ21編。タピオカのように食感抜群です。どうぞご賞味ください!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たぬ
34
☆4 私もタピオカが気管に入りかけて大変な思いをしたことがあるので手に取ってみました。いつもよりさらにスピリチュアル率高めですが共感ポイントは多いです。金髪美少年×天使の歌声、究極の癒やしだよねえ。病院に行った日はごほうびデーは真似したい。ところでスムーズに出てくる「キャー!」(歓声でも悲鳴でも)でこそ女子力の高さを測れると思いました。2020/10/13
奏市
31
相変わらずじわじわくるなぁ。小さな笑いが漏れてしまう。自分では行かない・行けない場所に多く行かれているので勉強になる。都会の夜のファッション・イベントとか、外国人少年合唱団コンサートとか。行列を苦にしないのも才能だなぁ。待つのも楽しめるのか。墓石のような見た目でもあるからこんにゃく嫌いって。著者と同じく、嫌いな給食を掃除の時間でも食わされてたな。レバーとか。アラサーになると「量より質」、そこから10年経つと「量より質より安全性」かぁ。ケイティ・ペリーのコンサート行ってアンコールの紙吹雪持ち帰るとこが流石。2020/09/21
かおる
28
なめ子さんの、決して人を貶めず自分を愉快に卑下するエッセイが面白くて好きです。次作も楽しみ。2019/10/10
なにょう
24
ちょっと変わっている人だな。だいぶんスピリチュアルにハマっているな。けど、面白いエッセイ。★・ほんと、ほんと、最近の異常気象はなんとかならんか。暑いか寒いかどっちか。花粉、黄砂は当たり前だ。・行列。都会に行ったら行列ばかり。万博行っても行列ばっかなんだろうなあ。・若い人から精気を分けてもらう。それってあると思う。歯医者には通っているそうだけど、たまには普通の医者にも行った方がいいかもです。★「人間は、喜びも恐怖も含めいろいろなことを経験するためこの世に生まれてきたのです。」p162。なるほど、なるほど。2025/04/27
JILLmama
24
すみません。 ナメ子さんの本3冊目で飽きました。 まだ2冊積んでいるのに。どうしよ。 時事問題とか、流行りモノに絡めたエッセイなんだけど、あまりにもサラッと内容が薄く、SNSでただボヤいてるだけみたいな内容。これじゃ飽きます。 辛口ですみません。2021/06/01