19世紀問題 - 近代のはじまりを再考する

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19世紀問題 - 近代のはじまりを再考する

  • 著者名:関眞興
  • 価格 ¥1,699(本体¥1,545)
  • PHP研究所(2019/08発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569843513

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内容説明

民族問題や紛争・テロ、そして経済格差……現在の世界的な問題の種は、すでに19世紀に蒔かれていた! 中世からの宗教対立や資本主義の勃興に加え、「国民国家」という考えが定着したことが大きい。国民国家とは、「国民というアイデンティティ」に基づいて成立し、絶対君主ではなく国の主権が領土を統治する国家を指す。それによって生じた様々な軋轢や矛盾は、日本を含む世界を覆い、20世紀の2つの大戦を経て、現代まで続いている。本書では、今日の世界のありようを決定した「19世紀問題」を平易に解説することで、地続きの歴史に生きる私たちに、未来への確かな座標軸を提供する。 《本書の構成》第1章 ◆産業革命とアメリカ独立革命・フランス革命/第2章 ◆ウィーン体制の成立と崩壊/第3章 ◆南下するロシアとオスマン帝国支配の動揺/第4章 ◆ヨーロッパの再編/第5章 ◆ヨーロッパ新統一国家の誕生/第6章 ◆西洋列強の海外進出/第7章 ◆南北アメリカの発展/第8章 ◆東アジアの激動と明治維新/第9章 ◆19世紀とはどのような時代だったのか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ta_chanko

1
フランス革命とナポレオン戦争により、ヨーロッパ各地でナショナリズムが高揚し、国民国家が形成された。その国民国家が互いに競争し、海外にも進出したのが帝国主義の時代。国民国家の形成がすすまなかったアフリカ・オスマン帝国・ムガル帝国・東南アジア・中国(清)は列強の食い物に。19世紀から現在に至るまで「西洋近代」優位の時代が続いている。しかし、今後も続くのかどうかは不透明な時代に。改めて「特殊な」19~20世紀を振り返り、未来の世界を考える必要がある。2019/11/04

夢読み

1
定期的に読みたくなる世界史もの。学校の授業ではどうしても時間が無くなりがちな近代を「現代につながる」という視点で勉強できるのはよい。重要なイベントは①産業革命 ②国民国家化と民主化 であろうと思う。産業革命によって資本の種類が土地のほかにも広がり、お金を生む根拠が多様化し、政治体制にも変化が現れた、というのがおおむねの理解。お金は物事を動かす現実の駆動力であるが、なぜそこにお金が集まるのかは、やはり人間の理念であろうとも思う。それが素晴らしいことなのか、怖いことなのかは判断しかねるが・・。2019/10/04

YS-56

1
難しい時代です。革命、戦争、平和。終わりなき輪舞曲が続いたのが19世紀だったのでしょうか。2019/09/29

やまうち

0
⭐︎82021/03/20

柴田塔

0
世界史よくわかってないのだが、これは読みやすかった。2020/07/29

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