NHK出版新書<br> 救急車が来なくなる日 医療崩壊と再生への道

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NHK出版新書
救急車が来なくなる日 医療崩壊と再生への道

  • 著者名:笹井恵里子
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • NHK出版(2019/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784140885949

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内容説明

救急車の現場到着時間が年々延び続けるなかで、搬送される高齢者は増え、医師不足は避けられない──。それでもこの国の救急医療を維持していくために、いったい何が必要なのか? 都心の大病院から離島唯一の病院までを駆け巡ったジャーナリストが、私たちの安心・安全が崩壊していく実態を生々しくレポート。救急医たちの偽らざる本音に、救急医療再生のヒントを探る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

96
事故や急な病気になったときとにかく119番で救急車を呼んで病院に行く。といのが当たり前だったことがこれからいやすでにそんなシステムが崩壊し始めていることを知った。搬送される高齢者の増加、受け入れるがわの病院の医師不足など難題が山積みのようであう。救急体制でいざ病院についたものの当直の医師は専門ではない医師しかいないこと、手術しようにもスタッフ不足他。これから団塊の世代が75歳を、むかえようとしている。問題は今以上の深刻になってくるようだ。同時に救急を担当する医師の疲弊も伝わっていた。図書館本2019/09/08

活字の旅遊人

33
2021年1月上旬に著者の記事がプレジデントオンラインで紹介された。ヤフコメでかなりのコメント数を集めていたが、著者自身が丁寧にそれらにコメントを返していた。否定的なものにも反論していた。その姿勢に関心するとともに、心配になった。ヤフコメにまともに当たるとは、、心が持たないのでは?ということで著作を読んでみた。合間時間に読了できる。「私たち患者にできること」というまとめ方には好感を持った。医療側(制度を作る人と現場の人それぞれ)への提言もまずまず納得。ベテランより研修医の方が丁寧なのも多くの場合は正しい。2021/01/22

zoe

23
お医者さんの声が随所に示されている。著者はER制を主張。しかし、日本ではまだまだ。救急担当医師にメリットが欲しい。救命救急士が初期介入することで、医師が治療に専念する時間にあてる。働き方改革はやむなし、実働減少による技術低下をカバーする施策が要。ドクターヘリとドクターカー。受け入れ率を見える化すると、結局何処も忙しく、何処かが楽している訳でなく、皆頑張っているから自分らも頑張ろうという気持ちになった。リアルタイムで近隣の受け入れ状態が分かれば、現場での受け入れ判断がもっとしやすくなるかも。2020/01/13

ごへいもち

18
難しい問題。後半はルポ、こんな例ばかりではないだろうが困難な仕事2019/09/28

うさうさ

13
コロナ前に書かれたものだけど、まさにリアルで進行しているなという認識。まず思ったのは、救急医は何でも診てくれるスーパーマン的な立ち位置ではないのか。患者にとってはそうではないかな。 救急車をタクシー代わりにするなと言うが、高齢者が運転免許を返納してタクシーで1万ほど払うことを思えば、そりゃあ救急車を呼ぶよ。 いろいろ心が冷える内容だった。2022/10/28

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