内容説明
最果ての地でめばえた炎のような愛と憎しみ――青梅の料亭旅館の女将・雅代は、年来の愛人である流行作家の麻生と芸者・駒太の仲に疑いを抱いていた。そんな折、近くの渓谷で駒太の夫が撲殺死体で発見される。そして今度は、雅代の親代わりの番頭・甚助が行方を絶って……。旅情ミステリーの名手が贈る、会心の長編。1冊の小説がきっかけで起こった連続殺人。東京・青梅から根室、そして留萌へ……。20年の歳月を経て、いま殺意の炎が燃えあがる!
感想・レビュー
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