ザッソウ 結果を出すチームの習慣

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ザッソウ 結果を出すチームの習慣

  • 著者名:倉貫義人【著】
  • 価格 ¥1,485(本体¥1,350)
  • 日本能率協会マネジメントセンター(2019/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784820731825

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内容説明

●「ホウレンソウ」だけではチームは回らない
仕事をする上で、「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」は大切です。こまめな報告があれば安心でき、連絡が行き届くことで無駄もなくなり、相談があることでいち早く問題を解決することができます。ホウレンソウは社会人にとっての基礎スキルといえます。ただ、ホウレンソウだけでは、チームのコミュニケーションが機能しなくなってきています。

近年、チーム間で(とくに、上司と部下の間で)個人的な話がしにくくなっています。働き方改革によって残業が減り、飲みニケーションや喫煙所での会話も少なくなりました。ハラスメントに注意しすぎて仕事以外の話もしにくく、つねに成果を求められているため、短期的な仕事の話が中心になっています。

こうしたコミュニケーションだけでは、人を成果を出すための道具としてしか見られなくなり、やがてチームのモチベーションは下がっていってしまいます。人としてコミュニケーションがとれる場を、チームとして継続的に設けることが必要なのです。

●チームを活性化させる「ザッソウ」
具体的にいうと、それはチームにおけるコミュニケーションのあり方を「ホウレンソウ」のステージから「ザッソウ(雑談・相談)」に上げる、ということです。
ザッソウを通して、メンバー同士が何を考え、何を感じているのかを共有し、言いたいことを言い合える信頼関係をつくる。それはチームに心理的安全をもたらし、メンバーのやる気を高めることにもつながります。

それに普段から雑談をしていれば、本当に困ったときに相談しやすくなります。旧来のホウレンソウだけの状態では、信頼関係ができていないわけですから、たとえ「いつでも相談していい」と言われていても、なかなか声をかけにくいものです。つまり話しかける心理的ハードルを下げるためにも、ザッソウは有効なのです。

それだけではありません。新しいアイデアが出ない、専門的な知識がなくて困っている……。そんな問題を解決したいとき、ザッソウでコミュニケーションをとるうちに価値が生まれることがあります。ザッソウは、イノベーションにつながるアイデアが生まれ、チームの生産性を高めることにもつながるのです。

▼内容構成
はじめに
・良いチームの条件は、気軽に雑談と相談ができること
・「ザッソウ」の文化を広げて働きやすい社会をつくる

第1部 「効率化」だけでは成果は上がらない
1.ひたすら効率化だけを求めた組織の末路
2.これからの仕事に求められるのは「創造性」
3.生産性と創造性には「心理的安全性」が必要だ
4.「ホウレンソウ」に足りないコミュニケーション
5.雑談+相談=「ザッソウ」でいこう!

第2部 「ザッソウ」でチームの成果は上がる
1.なぜ、今「ザッソウ」が求められているのか
2.成果を上げる「ザッソウ」の使い方
3.「ザッソウ」がチームに及ぼす6つの効果
4.働きがいと働きやすさを高める「ザッソウ」

第3部 「ザッソウ」しやすい職場のつくり方
1.「ザッソウ」できる職場へのプロセス
2.「ザッソウ」が生まれやすい環境のつくり方
3.「ザッソウ」しやすい心理的安全性の高め方
4.「ザッソウ」できる職場をつくるリーダーの姿勢
5.「ザッソウ」で考えるコミュニケーション術

第4部 チームと人を変えていく「ザッソウ」
1.「ザッソウ」がチームに果たす役割と本質
2.「ザッソウ」できる職場にはゆとりがある
3.チームの境界を越えていく「ザッソウ」
4.「ザッソウ」で組織は変わり、人を変えていく
5.「ザッソウ」あふれるチームで働く人を幸せに

▼著者について
倉貫 義人(くらぬき よしひと) 株式会社ソニックガーデン代表取締役
大学院を修了後、大手システム会社でエンジニアとしてキャリアを積みつつ「アジャイル開発」を日本に広げる活動を続ける。自ら立ち上げた社内ベンチャーを、2011年にMBOし、株式会社ソニックガーデンを創業。月額定額&成果契約という「納品のない受託開発」を展開し、注目を集める。新しいワークスタイルにも取り組み、リモートワークを実践し、そのノウハウも発信し続けている。著書に『管理ゼロで成果はあがる 「見直す・なくす・やめる」で組織を変えよう』(技術評論社)、『「納品」をなくせばうまくいく』、『リモートチームでうまくいく』(ともに日本実業出版社)がある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なかしー

38
ちょうど職場においての会話に関する悩みがあり読了。 確かにこの本の課題として管理者側がやらなければ難しいように感じられるが、ヒラ社員の私側からでも出来そうな点を考えて、まず雑談力のために面白いネタ探しから探していきたい。2019/10/05

ぽぽんた

17
パラパラとめくって終了。確かに報告相談って大事だけど、その土壌づくりとしての雑談は大切だと思う。仕事のことを相談しやすい上司ってたいてい雑談もしやすい。仕事関係の本も疲れちゃったから、小説にシフトしよう。2020/12/25

T66

7
失礼ながらこの方のことはほぼ知らずあるトークイベントに行ったのだけど、内容にすっかり目から鱗。詳細はこちらに。 https://plaza.rakuten.co.jp/shigotomo/diary/201909120000/ 「報・連・相」より「雑談と相談」「雑な相談」って、私にとってはもはや発想が真逆。昔よく読んだトリンプの吉村さんが「ワイガヤ職場は生産性が低い」「毎日一定の時間は無言タイムがよい」みたいなことを書いてたのがすごく印象的で、それを実践してきたつもり。時間は変わった!私も変わろう!

ニョンブーチョッパー

6
★★★★★ 仕事中に話しかけづらい職場環境はよくある話。聴けばすぐに解決するようなことでも、まずは自分で調べてから、という考えが頭にあるために聴くタイミングがずいぶん遅れてしまってタイムロスになっている。ggrksという言葉に怯えているのも一因か。この状況、ザッソウできる雰囲気があれば、少しは解消するかもしれない。ただ雑談用のツールや場所を区別しないで使うのは、ボトムアップではやりづらい。上の人から率先してやってくれないと。それによって会社のカラーも作られる。↓2019/10/22

RingWondeRing

5
「ひらめきはカオスから生まれる」を思い出した。あの本も雑談の大切さを説いた本であった。ただ、アイデアの種を引き出す効果もさることながら、この本のいう雑談は、結果を出すチームに不可欠な「心理的安全性」を生むためのものという点が良いなと思う。2020/09/29

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