内容説明
ワルツの君×亜麻色の髪の乙女
「わかるか、私が君を欲しくて、こんなに滾っているのを」
男装した王女が初恋の王の褥にひそんでトロトロに蕩かされてしまい!?
双子の兄の死を隠すため性別を偽り、王位に就くことになったアレクサンドラ。
周囲の手を借りつつ聡明な彼女は滞りなく国を治めていたが、
初恋の相手のトラントの国王、ジョスランが国を訪れた際、
溢れる思いのままカツラと仮面で変装した女性の姿で彼に会いに行ってしまう。
「君が欲しい。君を奪ってもいいだろうか?」
お互いに一目で惹かれあい、愛を確かめあった。
その後も本当のことを言えぬまま、密かな逢瀬が続くが!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
33
男性しか王になれない国で、双子の弟に先立たれてしまった王女が、男装して国を率いつつも初恋の男性との恋に身を焦がすーというなかなかスリリングな設定です。性描写はなかなかホットですが、良く調べて構成されているので、単にお色気だけのTLではありません。なかなか面白かったです。読み友さんの感想を読んで、KUにて。2025/06/11
りんりん
10
★★★ うん。流石だ(いろいろと)2020/03/18
さっきぃ
7
父王と兄が立て続けに亡くなり、男しか王にはなれない国で兄の身代わりとして王になるざるをえなかった王女アレクサンドラ。体の弱い兄に比べて健康で知性もあり王にふさわしく育ったけれど男として国を動かしていかなければいけないヒロインの苦悩が辛かった。初恋の人の前でだけ王ではなく女に戻れる。カツラと仮面をつけて正体を隠してだけど決して一緒にはなれない。切ない。ヒーローがめちゃくちゃいい男で、男らしくて最高だった。即位してから25年。ヒーローもヒロインもよくがんばった。これから幸せに生きてほしい。2023/11/24
デイジー
3
★★☆☆☆ご時世を意識したプロットなのか?女性王位や遠距離婚、能力主義に、共通通貨はEU?はたまた、身元は明かせません、って走り去る、こっちはちょっとシンデレラか?Rシーンもそれなりにホットなんだけど、なんだかノレない。TLの(良い意味での)ご都合主義は嫌いではないけど、最後の諸々の解決がなんともアッサリ。大団円とまですらいかない感じ。仮装の設定が微妙過ぎるからかな~?悪いというのではないんだけど、この作品はあまり響かない。すずねさんの作品、好印象のものが多いんだけどね。。。 2021/08/11
十六夜
3
着地点がどこになるのかなと思いながら読み進めた。休止した兄に変わり国王になった王女と、隣国の皇帝との正体を隠した逢瀬って感じ。二人も小さい頃にお互い一目惚れして、ヒロインが恋心に耐えかねて正体隠して出て行って速攻身体の関係になるあたりさすが作者様だけども、お互い王様なわけだからどうなるんだろう、と思ったら、ははあ、そうきましたか、というラストだった。割と楽しめた。2019/09/06
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