内容説明
若主人・烏島廉士が営む『質屋からす』に、ある男が持ち込んだ、美しい紅い皿。
その皿には、対となる白い皿が存在したはずだった。
物語は、紅と白、二つの皿を巡る謎を軸に、人々の運命を翻弄しつつ、複雑に絡んでいく……。
従業員の目黒千里が持つ特別な能力で謎を解く、大人気ダークミステリー、シリーズ最新作登場！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
47
久し振りの「質屋からす」さんのシリーズで、千里さんがなんでこのお店の従業員になったのか忘れてしまってましたました(^^;。どちらかと言うとお願いですからシリーズ物は全部まとめて読ませてもらえないかしら(;^ω^)。今回は、まぁいけ好かん男のオンパレード。肉親と言ってもピンキリ。そんな親族に振り回される千里と絹子。しかし・・烏島の本性が怖いわ。所謂洗脳されかかっている千里？。特別な能力を持つって人生を複雑にするものですねぇ。2019/11/05
hirune
37
【Kindle】今回嫌な男がたくさん出てきて 千里を翻弄するのでハラハラさせられました。しかし 烏島のコレクションの中でも 多分千里が一番貴重なのよね 生きたコレクションだし…。だから悪意であれ 好意であれ 彼女に近づくものは全て烏島が裏で繰って 巧妙に排除された形になったんですよね⁇なんか怖〜い😱サイコホラーのようだ★2019/10/21
よっしー
32
久しぶりのこのシリーズ。続編が出てきたのを知らず、見つけて嬉しくなってしまいました!! 次第に烏島と千里の関係性が歪んだ物になってきているのが怖いですね。知らぬは当人ばかり…といった所でしょうか。叔父の件があったとはいえど、慕ってくれていた汀、好意を示していた宗介とも距離を置くような結果となってしまい…どうなるのか気になります。2024/06/10
ぽぽ♪
31
千里の叔父が登場。とんでもないクズだったけど、烏島の策略により、二度と千里の前には現れないだろうな…肉親との縁が今回のテーマでした。宗介と千里もその縁によって結ばれないのでしょうか。私的には宗介とくっついて欲しいけど、それはそれで茨の道なんでしょうね。烏島の千里への執着もじわじわと浮き彫りになっていて、どうなるのか次も楽しみです。2019/10/02
あゆみ
26
★★★★☆ 人を不快な気持ちにさせる人物が毎回登場するが、千里の叔父のクズ男ぶりが本当に酷い。明確には表現せず｢海外、知人の医師、健康診断、片道切符｣のキーワードで叔父の末路を想像させる描き方が好み。そしてそれを手配できてしまう烏島が恐ろしい。宗介と汀の登場がなくなるのは寂しいなぁ。2019/11/06
