内容説明
明日、答えが出るのにじっとしていられず、バーの扉を押し開けた。53歳にして私は、竹馬の友を相手にこの店の女主人を取り合うことになり…(「蘭の前夜」)。三角関係、熟年夫婦の危機、家出した娘に許しを請う旅――中年男性が折々に迎える人生の転機を、ほろ苦い思いとともに切り取った作品集、全8話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぜんこう
22
8話の短編。どれも主人公は50代の男性。大事なことが起こる前夜までの物語。 だから(?)、当日どうなるかがわからにまま終わるので、何か僕には不完全燃焼。 主人公が僕よりやや下の年齢というのも、少し精神的ショック(笑)2016/09/25
ねぎまぐろ
1
★★★2024/09/08
じいじ
1
三角関係、熟年夫婦の危機など中年の男たちが折々迎える転機を、藤田流に切り取った8編の短編集。50代以上の男性諸氏には共感できるところがあり、面白く読めると思います。 ★★☆2011/02/07
masayoriA
1
大大人の童話。2013/06/20
ERI君
0
世代が同じなので感覚に共感が出来る。こんなことは実体験にはありませんが。2009/08/16