講談社＋α新書 起業するより会社は買いなさい サラリーマン・中小企業のためのミニＭ＆Ａのススメ

著者名：高橋聡【著】

講談社（2019/08発売）

• ISBN：9784065168561

内容説明

ベストセラー『サラリーマンは３００万円で小さな会社を買いなさい』でも取り上げられたネットでＭ＆Ａを仲介するサイト・トランビ。すでに会員数１万件を超え、続々と成約案件が増えている。自営業者やリタイヤしたサラリーマンだけでなく、現役のサラリーマンが副業として「会社を買う」ケースもある。大手企業での勤務経験や人脈は、中小企業の業態を伸ばすのにもプラス。政府も、新たな人材流動化、中小企業活性化策として後押ししている。銀行もいまや個人によるＭ＆Ａを後押しし、融資にも積極的だ。実例満載、読むと元気になる「新しい仕事の本」。

目次

第一章　「後継者のいない中小企業」は国家的な課題
１２７万社が後継者不足／長野で見た中小企業の現実
第二章　実際に「会社を買う」ためのプロセス　トランビのＨＰに掲載された会社のリスト／会社を買うための具体的な手続き／売り手と買い手は10対１／どうやって売り手から選ばれるか／手数料は買い値の「３％」
第三章　「会社を買った」実例集　　　　　　　学習塾の経営権を買ったサラリーマン／印刷会社を買って経営者に転身／温泉宿を買ったクリニックの「革命」
第四章　「会社を買う」ために必要な重要チェックポイント　（＝失敗例織り交ぜながら）
税理士、会計士、コンサルを活用／何度も実際に足を運ぶ／資産査定の実例
第五章　なぜ「会社を買う」仕組みを作ったのか取引先企業がある日突然清算して……／たったひとりで始めたサイト／はじめは無料だった／会計士も「できるわけない」と／大手のＭ＆Ａ会社ではできなかった「革命」
第五章　妄想こそが経営の第一歩
妄想から生まれる新しい発想／会社経営は「投資」ではない／一から会社を立ち上げるより、Ｍ＆Ａのほうが効率的／シナジーがあれば勝機がある／ライザップはなぜ失敗したか／どうやって会社を選ぶか／失敗を恐れない
終章　何度でも失敗できる
自分がこういうサイトが欲しかった／「流動性のある社会」を目指して

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Great Eagle]

一気読み。300万で会社買うのと同じように脱サラで会社経営を夢見て読んでみました。夢は多いが難事も多し。サイト除くと飲食店などの個人事業が多い印象。現実は甘くはなさそうです。

2019/11/09

[大先生]

「トランビ」というM&Aのマッチングサイトの紹介本ですが、非常に興味深い。今や個人が会社を買う時代なんですね。私もトランビに掲載されている案件を見てみましたが、飲食店や学習塾等の手頃なものが多い。いろいろと妄想が膨らみます。ホントに数百万で会社が買えるようですよ!もちろん、株投資みたいに、金出せば終わりってわけにはいかないのでそこは注意しましょうって、この本に、くどいくらい書かれています。起業より事業承継の方が低リスクなのは、そうかもしれないですね。良い取り組みだと思います。

2020/10/19

[アキ]

会社は不動産の売買とは違う。買って終わりではなく、買ってからが始まり。先代社長の引継ぎ期間を設けながら、既存のやり方を急には変えず、従業員との信頼関係を構築しながら、事業を継続していく。投資に比べると泥臭く、面倒な感じが否めないが、その分やりがいもひとしおかもしれない。

2023/04/02

[Office-INTI]

最終的には自分の会社を運営していきたいと思うのでその方向性の一つとして学びたく購読。高齢化による地方衰退はよく叫ばれているが、後継者不足による産業減少も大きくかかわってる。自分は将来的に各地の地方活性化を頑張りたいのでその道筋の一つとしてはとても有益だと感じた。 トランビ登録完了。今から事業イメージの妄想を膨らまし、デューデリジェンスなどは専門家にお任せしながら進めていこう

2022/10/22

[HA]

本文はそこまで。ただ自分が本当に好きな事は何か思い出せてくれた。 そのパートだけで自身にとっては読む価値があった。

2020/05/12