内容説明
たとえ女王を裏切っても、この愛は手放せない……
反逆者アイドを愛してしまったカタリーナ。女王への忠誠心とのあいだで悩み……
イングランド領ルアドーヴを守る女領主カタリーナは、女王が、彼女の元に配下の貴族を送り込んでくるのを知る。ルアドーヴに反乱の噂があり、女王は配下をカタリーナと結婚させて支配を固めようというのだ。カタリーナは男を迎え入れるが、自分が誤って別人を――反逆者のアイドを迎え入れてしまったことを知って愕然とする。でも、なんて逞しくて魅力的な男なの！ 一方、力づくで彼女と結婚し、領土を手に入れるつもりだったアイドもひと目で恋に落ち……ゴールデンハート賞（RITA賞の新人部門）受賞作家のホットなヒストリカル・ロマンス！
原題：Claiming Her
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
28
16世紀のアイルランドという珍しい設定です。イギリスとアイルランドの豪族との間で必死に領地を守っている辺境の女領主が主人公です。複雑な生い立ちの彼女の元にやってきた戦士とのロマンスは、著者の「一室を舞台にした作品作り」という野心は結構ですが、少々だるかったかな。後半はすごく早く読み進めました。裏主人公はエリザベス様。美味しいところはすべて彼女が持っていきましたね。shakespeare in loveのラストシーンで女王が水たまりを超えるシーンで「全部持ってった」と感じた時と同じ感じかな。面白かった。2018/08/31
romance_holic
2
エリザベス女王に約束を反故にされ、父祖の土地と城を取り戻すべく、ヒーローは部下を引き連れ城を占拠。その土地の領主であるヒロインを監禁します。ヒーローは自分と結婚して反逆しようと説得しますが、なかなか落ちないヒロインにジレつつ、自分の優位を見せつけ、強気に誘惑します。二人で交渉したり、駆け引きしたり、罰を与えたりと密室で時間を重ねていくほど、二人の関係が深まっていくのが感じられました～。独創的で強引なヒーローと、それを正面から受けてたつ情熱的なヒロインで、激情のぶつかりあいが激しいロマンス。2018/11/25
みるて
1
図書館の本 読了 初クリス・ケネディ2019/01/05
みみ４５
1
忠誠や信念を重視しつつも、お互いに惹かれあうヒロインとヒーロー。だいぶかわいそうなところも多いヒロインですが、くじけず生きていくヒロインが素敵でした。2018/07/28
