この世界は誰が創造したのか シミュレーション仮説入門

著者名：冨島佑允【著】

河出書房新社（2019/08発売）

• ISBN：9784309253930

内容説明

気鋭の哲学者ニック・ボストロム、億万長者の起業家イーロン・マスクが声高に主張する「シミュレーション仮説」。ＶＲ、ＡＩ、コンピューターの進化でみえてくるこの世界の真実とは！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[おりん]

この世がシミュレーションであるとするシミュレーション仮説についての本。ネットで調べた限り日本の市販本でシミュレーション仮説に触れている本はこれくらい。シミュレーション仮説について広く浅く触れている。意識がコーディングできるかどうかでシミュレーション仮説が真か偽かが決まるというのはなるほどと思った。心の哲学、脳科学も絡んでくる。シミュレーションがシンギュラリティになるという意見もなるほどと思った。他は特に面白い発見はなく、ネット上の情報と自分の思考の域を出ることはなかったかな。本当に入門書という感じ。

2019/08/18

[まいこ]

意識がビットで再現できるものならば既に誰かが大量にシミュレーションを走らせているだろうから、自分もシミュレーションだと考えるほうが自然だと。突拍子もないと感じるけれど、逆に意識が物理的ではない特別な、魂とかだとしたらそっちのほうがもっと大問題だと。今世紀のうちにもコンピュータ上に意識をアップロードできるような話もあるけど、するとシミュレーションがシミュレーションを作るフラクタル？時間を早送りしてシミュレーションの賢い生き物の発明や知恵を拝借して楽ちんして生きたり、歴史のもしを検証したり、面白い

2020/08/16

[inki9298]

この世がポストヒューマンにより作り出された世界という仮説。 確かになるほどと思わせる内容もある。 ただ今はまだ可能性の１つかもしれないですね。 結局は人間の脳はニューロンの発火ですしね。

2020/01/18

[ゆうやけＰＣ]

次は「自分以外ニセモノ仮説」について書いて欲しい

2019/07/18

[cocolate]

また、マトリックスの話か・・・と思いながら読みました。 シミュレーションである我々が心をシミュレーションできるなら、我々自身もシミュレーションであるとして不思議はない・・・。量子力学がそんざいするのはシミュレーションだからなのか。。。ううむ。 パースペクティブが広がったきがする。

2019/05/25