文春新書<br> 私の大往生

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文春新書
私の大往生

  • 著者名:週刊文春【編】
  • 価格 ¥896(本体¥815)
  • 文藝春秋(2019/08発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784166612291

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内容説明

孤独死、ポックリ、七転八倒? 世を達観した14人が語った、理想の最期。人生100年時代だからこそ考えたい、あなたはどう死ぬのか? どう死にたいのか?

「大往生」を広辞苑で引くと、「安らかに死ぬこと。少しの苦しみもない往生」とある。そなん理想的な死のかたちとはどういうものか、人生の達人14人に尋ねた。死への恐怖、印象に残った死に方、人生への思い──人生のしまい方を考える糧になる一冊。

中村仁一 理想は「孤独死」と「野垂れ死に」
渡邉恒雄 主筆室でポックリ死んでいて、秘書が発見
外山滋比古 寿司をのどに詰まらせて死ぬ
佐藤愛子 覚悟を決めて七転八倒
やなせたかし みんなを笑わせてながら、面白く死にたい
内海桂子 突然倒れて「あら」っいうのがいいね
出口治明 織田信長の死に方には、痺れました
大林宣彦 余命半年の宣告を受けて
柳田邦男 人生の最終章を生きるための「十の心得」
酒井雄哉、小野田寛郎、金子兜太、橋田壽賀子、高田明

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

33
九十歳時の内海桂子師へのインタビュー。十歳で奉公に出され、十六歳でひょんなことから漫才を始める。満州、北支にも慰問に行き、敵に狙撃されたことも。男運も良くはなかった。しかし、最晩年に至り、芸能生活も私生活も安穏を得る。そんな彼女の「人生っていうのは何だろう」という述懐。分からないからこそ、人は生を全うできるのだろうか。2021/02/12

カタコッタ

14
人生の大先輩の死生観。今年実母を亡くし私も毎日死について考えてます。一日一生、これに尽きるかもしれません。2023/08/31

すうさん

10
個々の登場する人たちは70~90歳の高齢の方々で、すでに鬼籍に入った方も。素晴らしい「大往生」とは「餓死」である。モノが食べれなくなり水分もとれなくなるので血液も濃くなってやがて薄れゆく意識の中であの世に行く、というのが至言。このようにしっかり現実の現象を観れば死は苦痛でなくかえって快感なのかとも思える。死を身近に感じる人々は押しなべて死に対して恐怖心は薄く、過去の人生をより輝かせるがごとく余生を、余命を懸命に走り抜けている。すがすがしささえ感じられるインタヴューであった。人生の一考にしたい話であった。2019/10/16

joy

2
いろいろな素晴らしい人生観、死生観、それに何より人に寄りさまざまな経験があることをあらためて知る。2021/01/26

peace1975

2
14人の方の死に対しての思いをとおして、延命の在り方、戦時中の死を達観したものの考え方などを学ぶことができた。2020/09/07

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