岩波新書<br> ゲーム理論入門の入門

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岩波新書
ゲーム理論入門の入門

  • 著者名:鎌田雄一郎
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 岩波書店(2019/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784004317753

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内容説明

ゲーム理論とは、ある種の意思決定を人間が行った結果、何が起きるかを予測する理論だ。と言うと何やら難しげに聞こえるかもしれないが、実は単純明快、初学者でもすぐ使いこなせる理論なのだ。相手の出方をどう読むか。経済問題の分析だけでなく、ビジネスの戦略決定にも必須の基礎知識を、新進気鋭の理論家が解説する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

121
本来的には日経文庫から出てしかるべき本なのでしょう。最近日経文庫は話題となるITや政策の片棒を担ぐ本だけに特化してきている感じで、基本的な文献を出さなくなりました(売れる本だけ)。それを補いつつあるのが岩波新書で、ミクロ経済学、経済数学そしてこの本のゲームの理論の入門の入門という本をありがたいことに続けざまに出してくれました。この本も本当に私のような老人にもわかりやすく解説されています。いい本です。2019/05/26

夜長月🌙@5/19文学フリマQ38

71
「ビューティフル・マインド」という映画が好きです。天才数学者が統合失調症を患い実に40年後に回復するという実話です。その数学者が ジョン・ナッシュでナッシュ均衡などの発見によりノーベル賞を受賞しています。さて、経済を語るに欠かせないゲーム理論はそのナッシュ均衡が関係しています。その辺りをとても楽しく解説してくれる入門書です。例題がAKB48だったり、ラーメン屋の出店競争や岡田准一くんと宮崎あおいちゃんのラブゲームなのでとても親近感がわきました。2019/05/30

コットン

67
ゲーム理論というと固く考えがちだが、身近な例えばラーメン店の競合をナッシュ均衡という考え方で説明していくので素人でも興味がもてる。ただ言葉での説明は冗長的になりやすいため、その辺りの工夫が欲しかった。全体を通して著者の個性が出ていて、『おわりに』の最後で、しんみりするが良かった。2019/08/20

速読おやじ

32
16歳からの〜著者によるゲーム理論の解説書。入門の入門とあるが、それなら16歳からの〜は入門の入門の入門である。本書は著者が岩波新書らしからぬフザケっぷりな文章が突き抜けていて面白いが、だからと言って内容がアホではなくこれが意外と難しい。ナッシュ均衡、分かったような分からないような。。博多ラーメンの出店の例は分かりやすい。完全ベイジアン均衡、後向き帰納法とか用語だけは頭に入れたが。。「ゲーム理論とは、ある種の意思決定を人間が行った結果何が起きるかを予測する理論」まずは、これだけ覚えておこう^_^2021/04/07

びっぐすとん

26
図書館本。読売中高生新聞見て。経済学は数学だと言われているが、数学苦手な私には難しいというか頭が拒否して話が入ってこない💧。この本自体は優しく解説していると思う。「入門の入門」であるのは間違いない。「囚人のジレンマ」「ナッシュ均衡」は理解出来た。今回はここが限界。経済学部に行こうと考えている高校生は読んでおいた方がいいかも。そんなに古い本じゃないのに例え話に出てくるドラマやアイドルが古い。アメリカ在住だから?著者はドコモのヘビーユーザーなのかな?理論通りにいかないから景気が悪くなるんだろうなあ。2020/10/01

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