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内容説明
ヒトの形をした動物に関する歴史の話。
水たまりの中の自分と顔を交換した人の話。
ゴミ川の中のフラスコの中の人魚の話。
現代の路上にいる神の話。
ウェブで話題のSF作品群に描き下ろしを加え、待望の単行本化。
●収録作品
『偽史山人伝』
『日曜は水の町に』
『人魚川の点景』
『人間のように立つ』
『姉の顔の猫』
『現代路上神話』
『存在集』(描き下ろし)
●詩野うら作品既刊
『有害無罪玩具』(好評発売中)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
田氏
18
哲学的・時空的な思考実験の色は『有害無罪玩具』よりも(直接的な表現としては)薄く、代わりに、外題が示すようにモキュメンタリーや幻想小説のテイストが強まる。だからといって人に薦めにくいことに変わりはないのだが(ところどころグロ表現あるし)。興味深いのが巻末の作者コメントで、そこには自身が物語を作る人間というよりも「物語のアイデアを作るための仕組み」を作る人間である、ということが書かれている。それはどうやらランダム性を意識的に生じさせるような仕組らしく、この作風においては納得できるものでもあり意外でもあった。2024/12/19
ニンジン
11
表題の作品をネットで見かけ、民俗学的なまとめ方をした作品は珍しく他の作品も見たいと思いました。どの作品も好きですが表題の作品と現代路上神話と人魚川の点景が好みでした。2021/04/20
コリエル
6
この人の作品は一見奇想のみで駆動するように思えるが、わりとウェットな感性が強い。日曜日は水の町にや人魚川の点景、人間のように立つなど、どれも少し歪な中学生日記みたいなところがある。表題作はなかなかの力作で読み応えあった。2020/01/02
さみだれ
5
前作「有害無罪玩具」がとても気に入ったので引き続き購入。知らず知らずの内に漫画の世界に入り込んでいたような...とても不思議な読後感。初期の市川春子や九井諒子を彷彿とさせながらも、唯一無二のオリジナリティに溢れている。こういう物語を頭の中で考えて、漫画として描ける人は本当に感受性豊かなんだろうなと思います。これからも注目したい作家です。2019/08/19
Mark.jr
4
前作のモチーフが物としたら、今作は人もしくは生き物になるのでしょうか。後半の表題作を含む三作は、著者の小説的な感性もしくは作り方がよく出ており、漫画としてはどうなのだろうかとも思いますが、個人的には本書の中でも際立って蠱惑的なパートでもありました。2019/12/03
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