バンブーコミックス エッセイセレクション<br> 虐待父がようやく死んだ

個数:1
紙書籍版価格
¥1,100
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

バンブーコミックス エッセイセレクション
虐待父がようやく死んだ

  • 著者名:あらいぴろよ【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 竹書房(2019/08発売)
  • 夏のおとずれ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~6/22)
  • ポイント 250pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801919808

ファイル: /

内容説明

父の死は私の“希望”。
虐待を受け育った作者が描くコミックエッセイ。

暴力・性的虐待・面前DV・人格否定。
――父が私にしたこと。これが、私の日常だった。

子どもの頃は、家を出るお金もなければ、歯向かうための腕力もない。

虐待する親の元に生まれた私には、耐えるしか道がなかった――。

――
第1話 日常的なDVと虐待
第2話 外面のいい父
第3話 よりを戻す両親
第4話 狂う母
第5話 誰にも言えない
第6話 私に流れる父の血
第7話 恋愛依存
第8話 全ては父のせい
第9話 復讐失敗
第10話 「私は悪くない」
第11話 彼氏に依存する私
第12話 自立したい
第13話 結婚そして妊娠
第14話 余命僅かの父
第15話 虐待の連鎖
第16話 子どもは親を選べない
第17話 父の死は希望
第18話 愛されたかった?
第19話 気づいてしまった母の気持ち
第20話 ただ普通の幸せが
第21話 自分の人生を取り戻す
―――

私はただ、普通の幸せが欲しかった。
普通のお父さん、普通のお母さんが。
★単行本カバー下画像収録★

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あっか

66
新刊。コミックエッセイですが、かなり精神的にキます…見るに耐えない酷い虐待シーンもあるので丹田に気合を入れて読むと良いかも。何度も胸が苦しくなりました。虐待父の二面性が怖い…でもニュースで報道される虐待親もそう言われていることありますよね。本当に著者さんが元気で生き延びて良かったです。コミックエッセイって読みやすいし、書くのは辛かったでしょうけど世に出してくれて実情を広めてくれてありがとうと言いたいです。著者さんが助けられたという各機関の情報があったら更に救われるのでは。精神的虐待は自立しても残りますね。2019/08/18

36
絵がコミカルですが内容は酷い。言葉にならない。刑事事件では?と思うような話でした。実の父親からの虐待、母へのDVを見ながら生きた作者、実の母親も何だか。。。そりゃあ夜も眠れないし父が死んでも恐怖だし安心できないし、旦那さんへの態度とかもそうなってしまいます。それでもその父親・母親の血を受け継いでいること、両親がいなかったら自分が生まれていないことを思うと自分の存在もあって良いものかって思ってしまっても仕方がないです。少しでも楽になって作者のこれからの人生が明るいといいなと思いました。2019/08/24

ころこ

33
虐待サバイバーの話。タイトル通り、父が死んだ後の葛藤が本書の重要なところ。親子関係なんて経済的に自立した段階で嫌ならば切れというけれど、問題の多いご家庭の親子関係ほど子供が親の影響を強く受けてしまう。ぼくの知り合いも親の死後になって、むしろその関係に自分自身を縛り付けているような考え方になって疲弊している。外部からみれば、自由になって自分の選択ができると思うかも知れない。しかし、虐待を受けた親の介護をするような人は案外と多いはず。子供たちの思考を培ってきたものが、世界の全てがそこにしかないから。2022/09/15

ちょこ

9
家族ってしんどい。はたから見てもわからない狭い小さな世界。それしか知らなかったらそれを普通と思って生きてしまう。こうやって客観的に振り返ることがことで癒されるといいなと思う。2019/10/13

オワリハジメ

9
あらいさんの本は全部読んでるけど、これが一番重たかった。虐待によって起こる傷って他人には理解できないものだし、自分の方がってなりがちだけど、漫画で緩和されてるの考慮したらここまで酷いのもあるんだと思った。作者が今旦那と子どもと一緒に幸せに過ごしてるのすごいと思う。2019/08/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14036087
  • ご注意事項

最近チェックした商品