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内容説明
1990年代に猛威を振るったHIV、結核、マラリア。それら三大感染症と戦うために生まれ、コフィ・アナン、ビル・ゲイツ、ボノ等から絶大な支援を受けてきた国際基金グローバルファンド。その官民共同の新たなビジネスモデルは「21世紀のグローバルヘルスの大いなる革新」と呼ばれ、「世界最強の国際機関」とも称される。戦略局長としてジュネーブを拠点に日々グローバルに活動する著者が、世界最強の組織の条件を、自らの体験をもとに解き明かす。
目次
第一章 世界最強の組織を創る/第二章 ビジョンを描く/第三章 パートナーシップを築く/第四章 資金を集め、投資する/第五章 インパクトを示す/第六章 人材を活用する/第七章 未来を創る
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
66
世界的な感染症(HIVなど)の救済を目的としたグローバル・ファンドの紹介。投資の方法や人材の獲得に読むべき情報があった。理念にもおおいに共感できた。国際的な仕事をしたいかたには役立つだろう。日本の企業の採用方法も変わらざるを得ない時代に突入しているはず。2019/08/21
Kei
1
感染症と戦うグローバルファンドという具体的な事例を元にしながら具体的な戦略的アクションを7つの章にわけて体系的に説明している。それぞれの内容の中には重要な格言や、戦略論などが含まれており、豊富な知識を元にしながら実践展開を積み重ねてきた筆者のアプローチを垣間見ることができる。理論と実践の世界を行き来しつつ前に進んでいくアプローチ自他共に成長することが出来る手法であるため、その観点で大いに参考になる。 ☆☆☆2019/12/09