内容説明
十津川警部&亀井刑事、本州最北端の下北駅に飛ぶ!
巻末に、最新の全著作リストを収録!
失踪した娘を捜してほしい―。
母親から依頼を受けた、かつて十津川警部の部下だった私立探偵の橋本は、池戸彩乃の捜索を始める。
勤務先のパソコンに残されていた「411658 1411123」という謎のメモを、
本州最北の鉄道駅である下北駅の緯度と経度と判断した橋本は下北に飛び、
彩乃の痕跡を求めて恐山、仏ヶ浦を訪れる。
一方、東京では彩乃の同僚が殺され、十津川警部が捜査に乗り出した…。
オリジナル著作600冊目にあたる記念作品!
第一章 下北半島・恐山
第二章 更に北へ
第三章 知床の海
第四章 知床か洞爺湖か
第五章 盛岡駅で
第六章 ある新聞記者の死
第七章 終末を告げるロボット
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nemuro
13
毎年この時期に実施している個人的関西旅行。持参本を思いのほか早く読み終えそうになって、乗り継ぎの羽田空港内の売店にて、限られた冊数の中から選んだのが本書。「青森もしばらく行ってないなぁ」などと思っていたら、函館・札幌・網走・洞爺など、道内各地や北海道新幹線も登場。相変わらず十津川警部はよく動く。お馴染みの2時間ドラマを読んでいるようなな感覚で後半に入ると、相当なページ数を残して終了。本書が西村京太郎の記念すべき600冊目。巻末に「西村京太郎全著作リスト」(2019.6.30現在 全621巻)が付いていた。2019/09/02
嵐ファン
0
星4.82021/06/30