小学館文庫<br> カール・エビス教授のあやかし京都見聞録

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紙書籍版価格 ¥693
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小学館文庫
カール・エビス教授のあやかし京都見聞録

  • 著者名:柏井壽【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 小学館(2019/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094066760

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内容説明

「鴨川食堂」著者が贈るシリーズ!

 京都にまつわる不思議な体験、してみませんか。
 英国人ミステリー作家のカール・エビスは、京都にある名門・京洛大学に招かれ、教鞭を執っている。次回作執筆の参考にと、講義がない日には助手の九条葵と京都の街を練り歩き、日々創作の種を捜している。
 まだ京都へ来てから日が浅いカールを驚かすのは、京都ならではの不可思議な出来事だ。時間や空間の概念などないかのように、安土桃山時代の逸話〈宗旦狐〉の母狐が化けた女性の姿を見かけたり、〈六道の辻〉の案内人である年齢不詳の老婆と出会ったり。京都人らしい、気遣いができるも小言を言わねば気が済まない性格の葵に振り回されながら、行く先々で、カールは科学で解明できない出来事に遭遇する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カメ吉

78
「鴨川食堂シリーズ」の作者の作品。当然京都が舞台です。六話で構成されて読やすかった。英国人ミステリー作家で京都の大学教授のカール・エビスと助手の九条葵が京都の不思議な話を求めて巡ります。どの話にも美味しいお菓子と美味しい料理が出てきて「鴨川食堂シリーズ」より京都のガイド的要素が強めです。各話とも出てくる謎は他の京都物の作家さんの作品と被ってるのもありましたが楽しめました。冒頭から我が家の大好物の『出町ふたば』の豆餅が出てきて食べたくなりました。シリーズみたいなんで続編も楽しみにしてます。2019/09/15

佐々陽太朗(K.Tsubota)

77
京都には連綿とした人の営みによる歴史の屍が累々と積み重なっている。現代にあってもそこかしこに古さの残る京の街には、ちょっとしたきっかけで怪しい世界に足を踏み入れてしまいそうな危うさがある。現実世界と隣りあわせにもののけの住む異相世界があり、ふと何かの弾みに人が迷い込んでしまうような怖さがある。蘆屋道満、安倍晴明の陰陽師伝説(葛の葉)、横笛伝説、おかめ伝説、小野小町を慕った深草少将の悲恋伝説、現代を歩きながらその昔に思いをはせる愉しみは京都ならではのものだろう。そこかしこにちりばめられたグルメ情報も楽しい。2019/08/10

シナモン

76
購入本。京都の大学に招かれ日本文学の教鞭を執っているイギリス人作家カールの京都暮らしを描く。「宗旦狐」「六道の辻」「おかめ伝説」など、京都のちょっと妖しい伝説を織り交ぜながら物語は進む。柏井壽さんの京都ガイド本はけっこう読んだが小説は初めて。物語自体はあっさりだった。(京都人の裏ネットワークにはびびった😅)柏井さんらしくグルメ情報が盛りだくさん。小説仕立ての京都案内本といったところかな。軽く読める一冊でした。2019/09/03

ばう

51
★★ 京都の大学で教鞭をとる英国人作家カール・エビスが京都で出会う様々な不思議体験が綴られた短編集。どの話も終わり方が曖昧な感じではっきりした謎の答えが無いのがモヤモヤ。作中人物の京都人に言わせれば「それが京都いうもんどす」ということなのでしょうか?本筋とは関係ありませんが「うちは十七代しか遡れへん」という助手の九条葵の様々な言動に生粋の京都人の恐ろしさを感じた小説でした😱💦京都の名店、名所旧跡が沢山紹介されているのでガイドブックとしては大変面白いです。何故かラスト栗原君に同情してしまいました。2020/03/20

katsubek

41
ミステリーなのだろう。そう、元々、ミステリーには「怪奇小説」という意味もある。推理小説というには、解決篇が示されない。されど、怪異譚である。モヤモヤしたままに終えるところが、かえって魅了させられるとも言える。そう、悔しいけれども、面白いのだ。京都に対して、結構、「攻め」の姿勢でいる作者の書きぶりも、京都に暮らす身としては清々しく感じるところもある。続きを期待したい。2019/11/01

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