タネと内臓 - 有機野菜と腸内細菌が日本を変える

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タネと内臓 - 有機野菜と腸内細菌が日本を変える

  • 著者名:吉田太郎
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 築地書館(2019/07発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784806715740

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内容説明

世界中で激増する肥満、アトピー、花粉症、アレルギー、学習障害、うつ病などが、
腸内細菌の乱れにあることがわかってきている。
けれども、日々私たちと子どもたちが口にする食べ物が、
善玉菌を殺し「腸活」の最大の障壁となっていることは意外に知られていない。

遺伝子組み換え大国アメリカはもちろん、
ヨーロッパ、ラテンアメリカ、ロシア、中国、韓国まで、世界中の母親や農家が、
農薬漬けの農業を見直して種子を守り、
農作物や加工食品の質を問い直す農政大転換が始まっている。

なぜ、日本だけ主要農産物種子法が廃止され、
発がん物質として世界が忌避する農薬の食品への残留基準が規制緩和されていくのか。
緩和の事実がなぜ日本の大手メディアでは報道されないのか。

世界の潮流に逆行する奇妙な日本の農政や食品安全政策に対して、
タネと内臓の深いつながりへの気づきから、警鐘を鳴らす。
一人ひとりが日々実践できる問題解決への道筋を示す本。

[推薦の言葉]
有機農業実践47年。
これまでの実践が、間違いないという確かな手ごたえを感じつつこの本を読んだ。
食に不安を持つすべての国民に読んでほしい内容である。
――金子美登(有機農家 埼玉県小川町 霜里農場)

世界全体が、そしてヒトの身体とココロと生命とが、
なみうって、ゆれる現代。人類の生存条件が賭けられた、
遺伝子環境と水文(すいもん)環境激変のなか、待望の著書が誕生した!
地球人の「農・食・住」に関する、希望のものがたりが今日はじまる。
――色平哲郎(佐久総合病院医師) 

大病を食生活で克服した著者が、タネと内臓の知られざる謎に迫る。
メディアが報道しない、タネを巡る攻防は刺激的だ。
身体で考えた情報は、それが対岸の火事ではないことを実感させてくれる。
――島村菜津(ノンフィクション作家・『スローフードな人生!』著者)

目次

まえがき

第1章 タネはいのち――アニメの巨匠が描いた世界
日本の野菜の種子の自給率はわずか一割
自然農法を描いた先駆的アニメ『地球少女アルジュナ』
宮崎駿の処女作『シュナの旅』は種子がテーマ

第2章 タネから垣間見える、もうひとつの世界の潮流
種子法廃止はアグロエコロジーや腸内細菌とも関係する?
既得権益の打破か日本の主権の身売りか、種子法廃止をめぐる両極端の見解
世界の潮流と逆行する日本の農政
大きな物語の復活――緑の枢軸、露仏独の三国同盟VS死の化学企業の連合軍
食から始まる幸せの贈与経済

第3章 米国発の反遺伝子組み換え食品革命――消費を通じて世の中を変える
ミネラルやビタミンが豊富に含まれていた狩猟採集民たちの食事
遺伝子組み換えトウモロコシはミネラルをろくに含まないカス食品
ミネラルを固定し土壌微生物を殺す除草剤グリホサート
植物が病み害虫がたかるようにするグリホサート
抗生物質として腸内細菌を殺し自閉症の一因に
遺伝子組み換えトウモロコシからの物体X
遺伝子組み換えの安全性を確証する査読論文はない
まともなモノを食べたい母親が社会を変える

第4章 フランス発のアグロエコロジー――小さな百姓と町の八百屋が最強のビジネスに
反遺伝子組み換え食品・アグロエコロジー先進国フランス
静かに広まる「再百姓化」――企業型農業よりも家族農業の方が力強い経営体
就任早々の苦い体験からアグロエコロジーを打ち出した仏農相
農家の創造力を重視し生命の相互作用を活かす
教育がすべての柱――将来世代のために夢あるビジョンを示す
悲惨な現実を直視したうえで明るい未来予想図を描く映画が大ヒット
地場農産物を地元の八百屋で買えば町は蘇る

第5章 ロシアの遺伝子組み換え食品フリーゾーン宣言――武器や石油より有機農産物で稼げ
遺伝子組み換え食品汚染から国民を守れ――規制法によって0.01%までGMOを削減
遺伝子組み換え食品を売る者はテロリスト――気分はもう反GMO
遺伝子組み換え食品を巡る米露の情報戦――GMOの危険性を発信するロシア・メディア
2020年の挑戦――有機農業での自給と有機農産物輸出を国家戦略に
変貌するロシア農業――穀物輸出で米国を凌ぐ
西側からの経済封鎖を契機に自給率が向上
脱石油時代の自給自立国家戦略――食の独立は種子から始まる

第6章 ブラジル発の食料・栄養保障――ミネラル重視の食で健康を守る
砂漠化する先進国の食事
健康を維持するにはミネラルを含んだ食べ物が不可欠
世界で最も進んだ食のガイドライン――料理は家族や友人が楽しむ時間
アグロエコロジー給食で子どもたちの健康を守る

第7章 究極のデトックス――腸内細菌が健全化すれば心身ともに健やかに
腸の健康に左右される気分や心のありよう
脳の健全な成長から記憶力まで左右する腸内細菌
神経伝達物質を介して腸内細菌は人を幸せにできる
腸内細菌を健全化するには食生活が大切

第8章 タネと内臓――人類史の99%は狩猟採集民だった
「いま」を生きれば人は幸せでいられる――アイドリングからハイブリッドへ
狩猟採集民のマインドで生きれば人は幸せでいられる
腸内細菌で養分吸収率があがれば自給率は70%、誰もが健康になれる
幸せな時間を求める第二の枢軸の時代の到来
アグロエコロジーと家族農業が在来種の多様性を守る
食を正し体内生態系――腸内細菌の多様性を守る

あとがき――この星で生きる奇跡
 
引用文献
著者紹介

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Sakie

16
雑多な情報が混在し、タネと内臓の関係が解りづらいが、言わんとする潮流は確かにある。遺伝子操作や大規模生産化を国家戦略として進めるアメリカに対し、農業大国フランス、食料安全保障を憂えたロシアなどは別の路線を推進している。片や日本はアメリカの言いなりの如く法改正を進めようとしていることを強く危惧する。曰く、栽培の手間を省く等の目的で遺伝子操作されたタネは、本来蓄積されないはずの毒素を蓄積する。その毒素を体内に取り込めばいずれ腸内細菌環境を損ない、種々の疾患を引き起こすとの主旨。それぞれ整理と確認が必要に思う。2020/09/13

nizimasu

7
日本での腸活ブームは藤田紘一郎先生の独壇場だがこの前Netflixの医者に訊けでも紹介されていてかなりエビデンスのある話なのだなと納得。その最中に読んだので説得力のある本だった。日本では種子についてそれほど関心が持たれていないが昨今アジア諸国で日本の種子が盗まれて栽培されている実態があるほど種子をめぐるビジネスが加熱している。その中で日本では種子法が廃止されるという。種子開発の自由化という流れなのだがその一方でタネの劣化や工業製品化が進むのではという危惧を紹介。各国の事情を調査した本でなかなか読み応えあり2019/01/11

kamekichi29

4
遺伝子組み換え作物やグリホソートの弊害など。遺伝子組み換えされたタネを輸入して育てることでミネラルなどの栄養分の少ない作物しか取れなくなっている。なんとなくよくなさそうとしか思っていなかったけど、避けたい理由が少しわかった。2022/07/05

どん

3
図書館本。不思議なタイトルに目を奪われ手に取る。 収量拡大のための遺伝子組み換え作物は、グリホソート耐性を高めることとは良く知らなかった。カロリーだけが高いスカスカの食材。目からうろこの感覚。食の安全性が脅かされいることがわかる。 種子法の廃止も大きな問題だ。過去の薬剤問題などもあり、世界の中で日本は国民の健康を軽視していると思う。 個々人か意識して身を守らなければ。2019/02/19

ジャンルバルクイネー

1
土と内臓の関係は腸と人間の関係と同じだった。一見不思議だか、どても利にかなっている。人間は狩猟採集の生き物だ。縄文時代に戻ることは難しいが、食べ物を昔に戻すことは出来そうだ。 ある農家の話で、「私はトウモロコシを食料だと意識して作っているんじゃないんだ。出荷して金が入ればそれでいいんだよ」が衝撃的だった。2021/02/03

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