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内容説明
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カップヌードルを発明した男の執念の人生!
「平成最後の朝ドラ」となり、平均視聴率21.4%の好成績を残した『まんぷく』。実際のインスタントラーメンの生みの親として注目が集まっている安藤百福が学習まんがで登場します!
百福はなぜインスタントラーメンを発明したのでしょう?
きっかけは若い頃に空腹で死にかけた経験でした。その後生涯を通じて「食」で人々を幸せにしたいと願うようになり、数々の事業を興しては失敗し、何度失敗を重ねても前を向いて進み続けました。
そして辿り着いたラーメンという答え。妻の揚げる天ぷらがきっかけで、世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」が誕生しました。
その後百福はインスタントラーメンのグローバル化を目指して「カップヌードル」を発明します。今ではインスタントラーメンは、世界で年間1000億食以上が消費されており、20世紀最大の発明ともいわれています。
人生の後半に数々の偉大な発明をした百福は、「転んでもただでは起きるな」「人生に遅すぎるということはない」などの名言を残しています。
考えて考えて、考え抜け――!食文化の革命に執念を燃やした男の哲学は、現代を生きる我々に前向きな希望をもたらしてくれます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
67
図書館本。 カップ麺…。主に夏場にお世話になっています(大汗かいた後の塩分補給、スポーツ飲料では間に合わない)。 戦後の闇市ラーメンに戦時中の拷問に…、カップ麺のバックには日本史の暗いエピソードがあったのですね。 学習人物ガイドにあった、カルピスの産みの親三島海雲の伝記や自伝も読んでみたい。2023/03/05
たまきら
28
オカンが一方的に大好きな百福さん、漫画があったので借りてきました。オカンが勧めても女子の他の伝記ばかり読んでいた娘さんがほかに読む本がなくてしぶしぶ手に取り…「何この人!すごい!」やさしい奥様の恐ろしい「くそ教」、多忙な母親への視線、カップヌードル開発秘話…興奮しては母の手を止め「ここ見て!」読後「ほら、面白い人でしょ」と言ったら「まあまあかな」だって。ムッカ~。2021/02/24
みおり
4
この本を読んで、この人は、試行錯誤ができていて、美味しいラーメンをたくさんの人に食べさせて欲しかったんだ‼️と思った。どんぶりに入れるラーメンじゃなく、カップラーメンやスペース・ラムなどを作っていてすごく『食』を意識している人なんだな〜って思った。もしなれるなら、自分も、そういう試行錯誤をイライラしないでやる人になりたいと思う。2022/02/22
えすてい
4
集英社版 https://bookmeter.com/books/3339981 と比べると、信用組合経営破綻による一文無しになる描写が弱い。それでも、食べ物への執念は何とか強そうに描こうとしてるのが見えてくる。投獄されてハンガーストライキを図るのだが、人間食えなくなるとただの豚でしかなくなる。また、妻の小言を「仁子教」と皮肉ってるのは集英社にはなかった。チキンラーメン開発最後の関門であるてんぷらによるひらめきは、やはり集英社版と比べると弱い。漫画家や編集方針による出版社のレーベルの違いなのかな。2019/08/02
Lesta01
3
「チキンラーメンの女房」を読んだり、NHKの「まんぷく」も観てたので、ガッツリ頭に落とせた本。 その中で… 【 発明はひらめきから。ひらめきは執念から 】・ 「食足世平」 食べるものがないというのは、これ以上ない苦しみである。食が足りてこそ人の心は安らかになり、世の中が平和になると安藤百福は考えていた。 そこで試行錯誤を繰り返したチキンラーメンは、まさに執念から生まれ、全世界に食の笑顔をつくり出した。 流石は20世紀最大の発明、20世紀の偉人と評されるだけある。 良い意味、こんな執念深い男でありたい。2019/09/25