はじめての大拙 鈴木大拙 自然のままに生きていく一〇八の言葉

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はじめての大拙 鈴木大拙 自然のままに生きていく一〇八の言葉

  • ISBN:9784799325391

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内容説明

「大拙さんは大地、言葉はそこに根付いて咲く花。」――谷川俊太郎
禅を世界に広めた哲学者・鈴木大拙が
どうしても伝えたかった「禅の本質」を
厳選された言葉から読み解いていく、
今までにない「大拙入門」です。


禅寺での修行を経てアメリカに渡り、
禅を「ZEN」として世界に定着させた功労者、鈴木大拙。
彼の功績は、かのスティーブ・ジョブズが禅に傾倒するきっかけを生んだほか、
直接交友のあったジョン・ケージに多大なる影響を与えました。

本書は、そんな大拙の思想にはじめて触れる人が
その本質を体感できるよう、108の言葉を厳選して編み集めたもの。
「大拙爺さん」の語りに耳を傾けながら「禅」の本質を感じ取る、
いままでにない一冊の誕生です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

67
鈴木大拙の著作から200文字で理解しやすい文章を108紹介している。はじめて読むには5章をテーマ別に並べていて彼の考え方を理解しやすい。禅の教えは「不立文字」、言葉を重用しない。瞑想は禅ではない。身を持って体験することであり、仏陀のように個人体験である。それでも大拙は言葉を尽くして伝えようとした。生命は「墨絵」である。ただ一度限りでためらいなく、知性を働かせることなく描かねばならぬ。「実際のところわれわれは皆、生きることの芸術家として生まれてきている。」禅とは何ぞや?禅の師匠は即座に答えた「汝の日々の心」2020/01/12

Y2K☮

28
脱二元論。相反するものを両方肯定。快不快、善悪どちらも必要。自分は全体で全体は自分。仕事は遊びで遊びは仕事。ゆったり暇を楽しむことも遊びで仕事。分けない。ひとつ。あちこちで矛盾してるのがむしろ自然だからそのまま矛盾でいい。拘らないという拘りも不要。思い通りにならないとは執着しなくていいということ。これこそ解放とは異なる真の自由=自らに由って生きる。好きだからやる。眠くなったら寝る。囚われない。平常心の正体ってこれだ。悟りは言葉より行動。体験。平凡な日常の中で得るもの。色即是空。雲みたいに漂う。今を楽しむ。2020/07/02

ひめぴょん

13
聞いたことはあるけれど大拙の言葉に触れたことはなかった。という点で私にぴったりの本。「大拙の語る禅は学問の中でなく、日常生活の中に生きているもの」と書かれているように、言葉では伝わらないことを承知のうえで、言葉を選び、言葉を尽くし、伝えようと工夫したもの。実感を伴うためには実践が必要だということでもあると思います。 以下は文中引用とミニ感想です。 林檎は、あらゆる因縁の中に、無心に生きのびて行くだけ。命そのままに生きて行くだけ。→林檎と人を同じように考えてはいけないのでしょうが、自然の中のひとつという点で2024/03/06

アルカリオン

9
KindleUnlimited 読もう読もうと思いながら未読となっている鈴木大拙師の一連の著作。そのとっかかりとして本書を開いてみたが、全体を一読した段階では惹かれる部分はなかった。フレーズだけ切り出してもダメなんじゃないかなという気がした。2021/06/12

harhy

7
部分的ではあるけれとも、いろいろ参考になった。2022/07/18

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