集英社文庫<br> 焼きそばうえだ

個数:1
紙書籍版価格
¥572
  • 電子書籍
  • Reader

集英社文庫
焼きそばうえだ

  • 著者名:さくらももこ【著】
  • 価格 ¥528(本体¥480)
  • 集英社(2019/08発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087458923

ファイル: /

内容説明

「植田さん、会社を辞めて、バリでヤキソバ屋でも開いたほうが幸せかもね」の一言からすべては始まった。さくらさんを始めとする「男子の会」のメンバーは動揺する植田さんを伴い、ホントにバリへ! 焼きそばの研究や、物件交渉、睡眠不足での看板作りなど思ってもみなかった数々の難題に立ち向かう! 現地での奇跡の出会いもあり、事態は好転するかにも思えたが──。ジョーダンみたいな本当の話。

目次

男子の会結成
植田さんの人生を考える
植田さんの動揺
ヤキソバの研究
開店の準備
出発
打ち合わせ
苦戦
長尾さんの立派さ
親切な人の登場
日本の味の難しさ
親切を考える
ひとりぼっちの少年
家具、食器を買いに行く
残業
アリミニさんの家
停滞
再びバリへ
植田さんのウワサ
オープニングセレモニー
最悪な客
次の目標
あとがき
おまけ写真館

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

nonpono

75
妹の本。2019年刊行なんだ。妹と行った六本木ヒルズの、さくらももこ展は素晴らしかったが、作品や版権を管理する人は大変だと思った、考えた。本書は、さくらももこを軸とした男子会から、うえださん、バリで焼そば屋さん、やっちゃえば、なお話。空港のラウンジで居酒屋みたいで飲む話やうえださんの荷物がなかなか出てこないお話が、いちいち面白い。日常の些細なことを書くのが、ほんとに上手い。やはり、もっともっと、さくらももこという平成という時代に輝いた一番星の才能を味わいたかったと思うのだ。エッセイという翼がはためくんだ。2025/08/16

TATA

43
さくらももこさんとその仕事仲間の人たちによるバリ島での焼きそば屋さん開店記。ほんわかした雰囲気かなと思って手に取ってはみたものの、ある種大人の悪ふざけ。ちょこちょこバリに行って開店準備とかもするんだけどちゃんとした目的もなく開店するだけで植田さんを雑に扱ったりと読んでて強い違和感を感じた。とは言え「ちびまる子ちゃん」も多少毒があるし、そう考えればこれもさくらさんの一面なのでしょう。結局時代の許容度の問題なのかなと思ったり、勝手にほっこりを求めるこちらの問題かもだし。でもやっぱり読後もやっと。2025/04/12

aloha0307

28
唐突な表題がいかにも さくらさんらしい☺ 4人の男呑み友達とどうでもよい話題いっぱいの最後に思いつきで、ほんとうにすぐバリ島に焼きそば屋を立ち上げてしまうのだからスゴイね☺ その一人 うえだ の人物造作が圧倒的に面白かったなあ☺ 自称 万博似(??なんのこっちゃ) いないと、無性に会いたくなるひと 憧れられてるのでもなく、うらやましがられるのでもないのに好感度高い植田さん...☺2019/11/23

meru

22
ほとんど読んでいたつもりのさくらさんのエッセイ本。これは発見しました。大好きだったさくらさん いつも笑わせてもらってた。これってほんとに最後のエッセイですかね?内容もいつも通り吹き出すくらいに笑えて、でも元気もらえる。さくらさん 健康オタクだったのにね、すご〜く残念で寂しいよ2023/03/20

サン

12
さくらももこさんが仲間うちの思いつきでバリに焼きそば店を出店する話。男子の会のバッジを自作したことにも驚くが、ノリで焼きそば店を出店することには笑った。いつものエッセイでもにやにや笑いが止まらないが面白い。公共の場では読まないことをすすめます。2023/08/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13889036
  • ご注意事項

最近チェックした商品