デモクラシーの宿命 歴史に何を学ぶのか

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デモクラシーの宿命 歴史に何を学ぶのか

  • 著者名:猪木武徳【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 中央公論新社(2019/07発売)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784120052026

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内容説明

デモクラシーにこそ、「野蛮」を生み出す危険性が潜んでいる。文明の極まりに生じる自由と平等の葛藤をいかに乗り越えるか。デモクラシーの在り方を問い直す試み。
はじめに
 第Ⅰ部 デモクラシーと市場の選択
第1章 高齢社会のデモクラシー
第2章 ナショナリズムと経済政策
第3章 メディアの役割と読者の責任
 第Ⅱ部 教育と学問が向かうところ―高等教育を中心に
第4章 社会研究における人文知の役割
第5章 大学の理念とシステム
第6章 「大学改革」をめぐって
 第Ⅲ部 文明から野蛮へ?
第7章 歴史に学ぶとは
第8章 格差と分断
第9章 文明から野蛮へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はまななゆみ

13
人間はときに理不尽な感情や行動を示すので、結局、ダメダメなところがあることを多方面から展開していて考えさせられました。本質的な悩ましさは昔っからたいして変わっていないということでしょうか。2019/07/14

hurosinki

4
作者のコラムをまとめて一冊の本にしたもの。その数の多さから、旺盛な活字メディアへのかかわりがうかがえる。いかんせん量が莫大な分あまり統一は取れておらず、焦点もぼやけていると思える。しかし作者の現実から遊離したイデオロギーに与しない姿勢は一貫している。経済理論も現実との距離を常に念頭に置いた上で分析している。ピケティへの不平等拡大のメカニズムが不明瞭といった批判や、マクロ指標を見た上での日本経済の特異性、トランプ大統領の通商政策への批判などがためになりました。2019/07/19

しゅー

3
★★著者の時事問題に対する評論を雑誌や新聞の原稿から集めて再構成した本なので、まとまりが悪い。エッセンスを巧くまとめたら3分の1くらいの分量で収まる内容だと思う。「デモクラシーは、人々をアトム化し、公共的なものへの関心を弱め、自分と家族という私的世界に引きこもらせる傾向を持つ」と言う洞察から始まり、「公共精神」を養うためには人文系の教育、特に古典の学習が大切だと訴える。「~歴史的に、そもそも何が問われてきたのかを古典から学び、問題の大小軽重を見定め、そこから勇気や反省の精神を学び取る姿勢を忘れたくはない」2020/08/01

takao

1
ふむ2025/06/27

いけちゃん

0
トピックは政治行動・メディア・教育・政治経済史・官僚制等、自分の関心に近いものであり大いに惹かれたが、内容はどうしても聞きかじった話を取り留めもなく並べているように感じられてしまい、期待外れだった。半分ぐらい読み飛ばしてしまった。2019/12/01

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