内容説明
日本の社会保障制度は、高齢化社会の到来により大きく揺らいでいる。またこれまで日本の医療制度を支えてきた製薬会社も、薬価引き下げによる利益の減少、創薬難易度の高まりにより、新たなビジネスモデル開拓の必要性に迫られている。長く大手製薬会社の研究職として最前線で活躍してきた著者は、医療制度と製薬会社の変革は切り離して考えるべきではないと主張。「持続可能性」をキーワードに、未来の医療のあり方を提唱する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shu_reading
1
★★★製薬会社の現状や今後どのように取り組んでいくべきか理解が深まった。2020/07/24
たにも
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製薬会社の本文は新薬を創出し患者のQOL向上に貢献することであるが、昨今、新薬の創出は困難を極めつつある。最先端のゲノムやIPSに取り組んだり、異業種との取り組み、AIを駆使した取り組みなど複数のアプローチを模索するのは当然のこととし、医療費財源の課題や診療報酬のありたい姿、予防医療に至る少し視点を変えた複数の方向から医療全体の方向性を模索している。読者によって興味のありなしは分かれるが何かしらの気づきを得られる著書である。2019/10/29
あっきー
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時代の変化に対応するには、大きな決断が求められる。果たして、できるか?2019/08/06