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内容説明
霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県川越市)――2020東京五輪のゴルフ競技開催会場こそ、言わずもがな、日本のゴルフ興隆の地である。1957年にそこで行なわれた試合が火付け役となり、一大ゴルフブームが到来。70年代にはビッグトーナメント全盛期を迎える。スポンサーにはタイヤメーカー(住友ゴム)に加え自動車(三菱自動車)、カード会社(三井住友)が参入、バブル崩壊後はパチンコ・不動産など新興が勢いを増した。プロゴルフのスポンサー企業の移り変わりを辿ることで、戦後経済の盛衰を浮き彫りにする。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おいしゃん
31
ゴルフに限らず、なぜこの会社がスポンサーに?ということが多々あるが、その時々の経済情勢を映し出しているというのが興味深い。2020/02/06
8810mcd
3
懐かしい財界人(東急の五島昇さんとか)の名前が沢山出てくる。「ああ、ここでこの人とあの人が繋がるのか」と関心。2019/09/14
shrzr
0
ゴルフについてまとまった考察があるわけではなく、各企業がスポンサーになった経緯をそれぞれ辿る内容。2025/07/19
ルミー
0
バブル経済に興味があり、バブルといえばゴルフやろという目論見で読んだ。かつては自動車やタイヤメーカーがスポンサーの主だったが時代とともに消費者金融、パチンコ、ゲーム、ITへと変遷する。またトーナメントは前日に行われるプロアマ戦での各界との交流という役割も担う。本書で取り上げられた中にもすでにスポンサー撤退するトーナメントもある。ゴルフは少子高齢化とともにプレー人口が減少するのは確定。社交としてのスポーツという位置からも退いていくのかなぁなんて思った。2024/11/14
ケイケイ
0
★★2019/12/11