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内容説明
介護職は重労働のうえ低賃金であるため、人手不足が続いている。それなのに2018年の調査では、なんと4割の介護ヘルパーがセクハラを受けたと回答。介護歴28年、百戦錬磨の著者自身も、利用者から幾度となくベッドに誘われたり、パンツを下げ性器を見せられ迫られたり、キスをされそうになったりしたが、見事にかわし仕事をこなし続けてきた。そして「♯Me Too」運動以降、セクハラをなくそうという流れは一気に加速。介護職におけるパワハラ・セクハラをなくし、介護職をよりやりがいのある仕事にするためのヘルパー奮闘記。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふぅわん
70
【後ろから来たら…現場は凄まじい】離職、鬱になる人が多い福祉業界。青年、高齢者が性器を見せたらどう答える?現場らしい言葉あり。生身の人をケアするのは本来ならやりがいある仕事。ねぇ洗ってよ、手技を求める、押し付けなど入浴介助に心得は必要。重度身障児に対する射精介助など相談業務もあるが障害者福祉、介護保険制度のカリキュラムに「障害者や高齢者に性欲がない」前提で実施されてる…何故?おかしいでしょ。本の内容はごく一部分と思われる。現実問題、セクハラだらけ。ゴミ屋敷、増えてる。認知でなくてもゴミも何種類かに分別に2019/12/28
TakaUP48
60
タイトルが良くない!介護職の3K実態を訴える本なのだが、手に取るには気が引ける人もいるだろう。中味は深刻で真面目な本!認知症はさておき、パワハラ、セクハラが横行する現場だ。被介護者は、介護して貰えるという状況にもっと感謝の気持ちを持つべきだ。2025年に75歳以上人口は2200万人。必要とされる訪問+施設の介護労働者数は245万。実際は183万という。このズレはどうする!今でも厳しい介護現場から、予算を減らしたい国。韓国の同居家族療養制度、「感情労働者の保護条例」など取り入れ、この難題に向かうしかない。2022/05/17
あいくん
15
☆☆☆利用者にセクハラの恐れがある場合に、「相手に後ろ姿を見せてはいけない、ドアは開けたままにすること」という注意がおこなわれることがあります。ヘルパーさんは個人宅に1人で出向くことがあります。というより多いです。一軒の家の中に男女が二人という状態になるわけです。ヘルパーさんも訪問される利用者も違った意味で緊張感や抵抗感を味わいます。利用者のセクハラがもとで、仕事を辞めてしまうヘルパーさんもいるということです。利用者の中には「ヘルパーは何でも言うことを聞く人だ」と勘違いしている人もいます。2019/12/29
0607xxx
15
実体験をもとに書かれる介護現場でのセクハラやパワハラの数々。笑えない現場での問題を知ると、より介護業界の人材不足が心配になり、労働環境などの改善が早急に必要だと感じた。とりあえず、高齢者になっても謙虚な人間でありたい。2019/10/05
栗羊羹
14
重労働、低賃金、そこに持ってきてセクハラ、パワハラが横行。介護サービスの利用者さんのムチャぶりや、今まで積み重ねてきた知性教養もかなぐり捨てた本能丸出しの奇行暴言…年をとるということは、こういうことだけど、毅然と立ち向かうヘルパーさん方に、ただただ頭が下がります。今、自分の周囲にいる高齢者、そして自分が高齢者になったとき…考えなくてはならないことが、たくさんあります。2019/08/06
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