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内容説明
人生百年時代を迎え元気なシニアが増えるとともに、「老後資金2000万円問題」に象徴されるように、豊かな老後を築くための収入確保などが大きな課題となりつつあります。
もはや多くのビジネスパーソンにとって65歳まで働く、あるいは70歳を超えても働くことが当たり前になりつつあります。そこで問題になるのは「各人が自分の能力を生かして、いかにやりがいを持って働き続けられるようになるか」です。
役職定年後で肩書きを失った途端、誰でもできる簡単な仕事しか回されなくなった。定年後、再雇用されたものの職場に居場所がなく孤立している――。そんな「ああなりたくない」元上司や先輩を身近に見てきた40代、50代のビジネスパーソンにとっては、特に切実な問題でしょう。
そこで本書でご紹介するのがジェロントロジーの活用です。ジェロントロジーとは医学、生理学、社会学、心理学など様々な学術分野を横断的にカバーする学際的な学問です。エイジングに伴う生涯発達や高齢化社会における生活、人間関係、心や健康の管理、老人介護や諸制度・政策、経済などの問題を多角的な側面からとらえ総合的に研究しています。
特に注目したいのが結晶性能力です。ジェロントロジーによると人間の能力には2種類あります。比較的若い頃から衰え始める流動性能力に対して、洞察力や創造力といった結晶性能力は歳を取っても伸び続ける能力です。その結晶性能力を仕事や生活の中で鍛えていくことにより、豊かな未来が切り開けるようになります。
本書では結晶性能力を鍛える働き方、そして生き方を具体的に解説しました。すぐに試せるワークシートも多数収録しました。ぜひご活用ください。
目次
第1章 歳をとっても伸びる能力がある
1.私たちの能力には二種類ある
2.結晶性能力と流動性能力の実際
3.「ああなりたい人」と「ああなりたくない人」
4.若者に負ける理由は「エイジズム」にあり
第2章 「ジェロントロジー」をビジネスに生かす
1.「ジェロントロジー」とは何か
2.歳をとっても多くを「獲得」できる
3.記憶力、体力…「喪失」が増えてゆく自分をどう補うか
4.キャリアコンサルテーションで抜けているもの
5.私たちは急に老けない、大丈夫!
第3章 「任せる」「断る」で結晶性能力を伸ばす
1.40歳からは「任せる」「断る」が必要な理由
2.任せる力を育む「自己肯定感」と「他者肯定感」
3.自分の対人関係地図を知る
4.対人関係の癖を知る
5.適切な自己主張の仕方を身につける
6.「やります」ではなく「やりません」を考える
第4章 人生後半からの結晶性能力開発
1.結晶性能力を延ばすため必要な方程式
2.物から心に価値観を変えると結晶性能力が伸びる
3.QOLの向上が結晶性能力を伸ばす
4.中年期からのリスク回避と防衛機制
5.コミュニケーション能力を伸ばす余暇開発
6.リカレント教育で知識を補う ほか
感想・レビュー
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