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内容説明
少女たちと――…大鳥、狼、鳥人、吸血鬼、ライオン、化け物。
ながべが描くヘンテコな愛の物語。
●収録作品●
「デージー、またあした。」
贈り物を携えて、大鳥は足の悪い少女のもとを毎日訪れる。
「オオカミニンゲンとにんげんおおかみ。」
狼が少女に与えるのは人間らしい暮らしと、愛。
「非常食とご馳走。」
鳥人がひろった少女は“非常食”か“ごちそう”か、あるいは…。
「まよなかのワルツ」
毎夜開かれる小さな舞踏会。少女と吸血鬼はワルツを踊る。
「しろ の おうさま。」
檻の中で生きる白くて強い獣と、白くて弱い人間。
「みえないひとたち。」
目の見えない少女は醜くおそろしい化け物と暮らす。
『異種恋愛物語集』収録作品を中心に、人外×少女の読み切り六作品を収録。
多様で豊かな関係性が描かれる珠玉の短編集がここに。
※帯をのぞいて、カバー下本体表紙・著者コメント等を含めすべて紙版のコミックスと同一のものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
19
人外+少女短編集(たまに少年?)。本格的に人外…鳥だったりライオンだったり言葉通じなかったりなのだけど、そこに確かに愛を感じる。2019/08/15
しましまこ
19
人外短編集。『異種恋愛物語集』収録のもの+1編。愛が詰まってるのに切ないよ。2019/07/27
夕顔
11
はーーーー、めっっちゃくちゃ良かった。最高。絵本のような絵柄で描かれる心が温かくなる色んな愛。種族が違うとか関係ない。いや違うからこそこんなにも温かい気持ちになるのかもしれない。素敵です。2019/07/28
Bo-he-mian
10
『とつくにの少女』で一部に熱く支持される、ながべ氏の短編集で、「異形の者」と「少女(または少年)」の交流を描く作品群。作者はこのモチーフが相当好きなんだろうなぁとつくづく感じた(笑)。トーベ・ヤンソンのファンを自称するだけに、ヨーロッパの挿絵本を思わせるタッチの絵が、他の和製ファンタジーとは異質でエキゾチックな世界へ誘ってくれる。/ 真っ黒い巨鳥と足の悪い少女の心の交流を描く「デージー、またあした。」/ 見た目は狼男でも中身は人間、見た目は人間だが中身は狼少女の物語「オオカミニンゲンとにんげんおおかみ。」2020/02/01
たけはる
7
この方の人外めちゃくちゃ好きです。本作短編集もたいへん悶えました。人外×人間いいよね……。個人的に「オオカミニンゲンとにんげんおおかみ」「まよなかのワルツ」「しろのおうさま」(これだけ「少年」で合ってるのかな?)「みえないひとたち。」が特に好きでした。はー人外はよいよ……。2019/08/10