ホーム社<br> 越境

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越境

  • 著者名:東山彰良【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 集英社(2019/07発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784834253306

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内容説明

台湾と日本の国境を越えて過ごした幼年期の回想や越境による喪失感等、アイデンティティをめぐる考察を中心として、不良に憧れた青年時代やケータイを持たない理由、どのように小説を書いているか等、2016年から2019年夏にかけて執筆・掲載されたエッセイの集大成。リービ英雄氏との対談も収録。

目次

曖昧な時代をゆく――序文にかえて
第一章 バナナ人間の悲哀
第二章 みんな祖母に殴られて育った
第三章 わたしはイケてないし、あなたもイケてない
第四章 テキーラ!
第五章 俺たちはなぜ年相応に尊敬されないのか?
第六章 アメリカはビジネスだ
第七章 トーク・イズ・チープ
第八章 作家の幸福
対談 リービ英雄×東山彰良 日本語小説の場所としての「台湾」
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

144
東山 彰良は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。エッセイは2作目です。バナナ人間とは、表面は黄色人種(中国人)ながら、一皮剥くと西洋かぶれ(白い)の人間の例えだったんですネ🍌🍌🍌 著者はかなりミーハー化しているような気がします。2019/08/09

修一郎

85
地元ラジオでパーソナリティやって,出身大学で講義持って,地元紙で映画コラム書いて,一年に一つ小説出して,さらにブルースファンのテキーラマエストロで…,と地元福岡に根を張ったエンジョイライフぶりがにじみ出てくるお話の数々だ。越境文学の書き手たる自負はあまりないとおっしゃるけども,当時の台湾を切り取ってそれを日本語で表現できる書き手はそうはいないと思うぞ。肩の力が抜けて楽しいエッセイ集でした。ちなみにワタシもずっと「推稿」と思っていました。気づけて良かったです。 2019/10/13

Hisasi Hasida

20
そぅやなぁ~ッ !! 今の世の中、波風立てんようにするには 気に入らん事には優しさを装った無関心でやり過ごすのが賢明なんかも知れへんなぁ~ッ !!! って、思ったエッセイ 。。。2019/10/16

nana&qoo

18
東山さんのエッセイ。アイデンティティや、直木賞受賞作の『流』について、台湾式育児やテキーラ、セクハラパワハラ感、自由についての考え。どれも、著者らしい見解で面白かったです。台湾生まれの5歳からはほぼ日本育ち。日本語、特に四字熟語を巧みに操り(→勉強になります♪)福岡に居住していて国籍は台湾。『越境』のタイトルにもつながる著者のルーツがよく伝わる1冊でした。リービ英雄さんとの対談も良かったです。やっぱり少しめんどくさい人ですが、愛すべき小説家の1人だと思います。2019/12/08

ちろ

16
東山さんの内面はこんなに人間味が溢れているのかー!と心の中で微笑しつつ読みました。 もっと尖っている人だと思っていたのでギャップ萌えです☺️2023/12/24

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