内容説明
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星はなにでできているの? どうしていつも私の上に雨が降るの? 時間っていったいなに? 10万部突破のベストセラー『翻訳できない世界のことば』の作者が贈る、小さな美しい科学絵本。私たちの世界を司る宇宙の原理や法則、自然の中にある不思議について、科学的な知識を織り交ぜながら詩情豊かな文章で綴る。みずみずしい感性で捉えたイラストと共に、読む人を日常から広大な宇宙の旅へと誘う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
215
いい本を読んだ!淡々と語る宇宙と生物とその他もろもろの豆知識。一般人向けだがいろいろ勉強になる。人は原子からできているといういい方は、身も蓋もなく即物的で唯物論的で還元論でもあるが、本書でそれを読むとなにか詩的で印象的で感動的だ。人の体を構成する原子は遠い昔地球誕生前のどこかの恒星が作り出し、以後木の皮やテントウムシの足や石ころになったあと我々の体に取り込まれ、やがてまた別の姿を得ていく。その他にも面白い話題がいっぱい。2020/06/27
☆よいこ
71
分類404。理系の言葉で語る人生とか愛についてのエッセイ51。イラストもいい、ポストカードにして飾っておきたいページ構成▽「私は炭素でできている」「この宇宙で最も輝けるもの」シリウスが明るく見えるのは近いから、もっとも光度が高い星というわけではない「今日、あなたはもうあなた自身ではない」物語的重力の中心「時間て、本当は何?」時間は一つの座標でしかない「本当は、何を吸いこんでいるのだろう」意識して呼吸を変えたり整えたりできる唯一の動物「それはただの夢だった」睡眠は神だ、崇拝せよ▽字が小さい、ふりがな無し2020/03/11
アキ
71
大人のための知的な絵本。さりげなく平易な文章で、とてつもない天文学的事象がさらりと述べられていて、さわやかに脳天を揺さぶられます。私は炭素でできていて、その元は宇宙ができたときに生まれた森羅万象から変容して私になる。私たちは毎日太陽を食べています。太陽の光とエネルギーと、その物語を。2014年天の川銀河集団が従来より100倍も大きいことが分かった。今日の宇宙の新発見はいつかは新々発見に置き換わる。イラストも書けるこんな詩的なサイエンスライターさんがよりにもよって見目麗しいなんて。詩的です、いや素敵です。2019/11/27
きーしゃん
38
面白かった!宇宙の範囲が広くて、広範囲に学べる。言葉にできないと言うほど、不思議すぎると言うのがよくわかる。なので、理解できたかというと、否だ。イメージできないのだ。最新というのも、いいと思う。科学の進歩に合わせて、改訂版を出して更新していって欲しい。アキさんに感謝しつつ、手元に置いておきたいなーと惜しみつつ返却。2019/12/15
たまきら
29
きっと一度はみんなふと思ったことがあるであろう51の事柄を、ていねいに説明していくところが素敵です。小学校の高学年ぐらいにお勧めしたい一冊です。ファッションが移り変わるように、科学だって発見や思考の展開でどんどん定義や言葉自体も変化していきます。その多様なとらえ方にうれしくなりました。2020/06/17
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