内容説明
児童館で働く万里が拾った1枚の不気味な絵。数時間後、その絵を描いた児童が電車にはねられ死亡する事故が発生する。その絵には、児童の「死」が描かれていたのだった……! 事態に慄然とした万里は児童画の研究を始めるが、息子の描く絵に、ある形を見つける。その形を描いた児童の周囲では、次々と死が訪れていた。それは「死」を表すパターンなのか? 息子を救うべく奔走する万里だったが――。警察小説の第一人者が描く、異色のサスペンスミステリ!
※本書は角川ホラー文庫『予知絵』を改題したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ちーたん
73
★★☆☆☆文庫『予知絵』の改題加筆作。児童が描く絵には無意識な思いや警告が隠されてる?踏切事故で亡くなった女児が数時間前に描いた絵。その絵には自らの事故死が予知絵として描かれていた。主人公の息子の描く絵にもその予兆が現れ、絵の分析に乗り出すホラーサスペンス。予知絵という魅力的なキーワードに惹かれ手に取ったものの、なんだ?このドタバタカオスな展開😨とにかく展開も然り、登場人物もリアリティのない不自然なキャラばかりでツッコミどころ満載😅サラッと読めますがオススメ度は低め💦2019/10/04
達ちゃん
33
捉えどころのない感じのホラーミステリーでしたが、展開は面白かったです。そして衝撃のラストが^^;2020/06/03
米太郎
26
・児童絵というのはおもしろかったが、終わりがしり切れとんぼのような気がする2023/12/05
ちょん
25
何という尻切れトンボな話!!児童絵について面白く読んでいたのに...何というラスト。極めてガッカリ。読み終わって反芻すると...登場人物みんな嫌な人達で自分の周りに居て欲しくないって思う人達ばかりでした。2021/10/26
えみ
21
もはや死を予知する子供が異常なのか、その絵を取り巻く環境下にいた大人達が異常なのか。死を予知する絵ではなく呼び込むとか囚われる、そんな非科学的な意味を持った子供の絵が異常なのか。ただ確かなことは、ショックが大きいということ。怖すぎる大人たちの豹変ぶり、まさかこれもあの絵が原因?無邪気な子供が何の気なしに描いた絵、その絵が災いを呼んでいるのか。自分の息子が描いた絵の中に死紋を見つけた母親は息子を守るため、調査に乗り出す。だが…。最後の数ページは混乱描写が怒涛に攻めてくるが、寧ろ混乱状態はこっちだと言いたい。2019/09/02
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