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内容説明
初期大乗仏典の代表的傑作である維摩経を、20世紀末に発見されたサンスクリット原典に依拠して全訳&徹底解説。もっとも読みやすい、維摩経入門の決定版!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おせきはん
26
在家の菩薩ヴィマラキールティ(維摩詰)とブッダの弟子、菩薩らの対話から「空」の思想が解き明かされていきます。解説の助けも得ながら、不二の意味、ここで説かれている有為、無為は一般的に使われる有為、無為とは異なることなどをより理解できました。2021/12/29
はちめ
7
とりあえず読み終えたが、当方の実力と興味を超えていて理解できなかった。大乗仏教初期の空論などが繰り返し説かれている。前半部分においては繰り返しの表現が多く、初期仏典の影響があり、後半部分になると法華経的壮大な舞台における物語的表現が多くなる。いずれにしても、解説なしには理解が難しい。☆☆☆☆2020/05/05
あみか
0
釈尊の十代弟子や弥勒菩薩がコテンパンに言い込められる何ともやるせない話。2022/09/13
はる
0
在家のヴィマラキールティが仏陀の弟子を議論で翻弄する、痛快な話し。また、法を理解するのに、出家して修行しなくてもいまここが、すべての場所が修行の場だと考えることができると思えた。2020/03/20