内容説明
ラスト1ページの驚愕! 新形式本格ミステリー! ……犯行は完璧のはずだった。だが、そこには犯人が見落とした、たったひとつのミスが残されていた。ラストで絵(イラスト)による《動かぬ証拠》が目の前に浮かび上がる、まったく新しい推理短編集。カラーイラストが鮮やかなボーナス・トラックも収録。《証拠》が見えてしまうので、ページをパラパラめくらないでください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やっさん
155
★★★ 11篇の推理小説集。結末がすべて1枚の絵で示されるという斬新な仕組み。実験的で面白いんだけど、オチが見え見えな話、弱い話、無理のある話など、肩透かし気味なものが多かった印象。2018/07/02
ばりぼー
53
再読。犯人の完全犯罪計画(というか杜撰な思いつき)が、一目瞭然の証拠で破綻をきたすという倒叙形式の短編集。その最後のオチをイラストで示すというのが新機軸で、「日本のミステリー界がひっくり返る」と自信満々だったのが、単に無視されただけという自虐的な後書きが笑えます。「ロジャー・テイラーと言えば、当時はデュラン・デュランではなくクイーンの方」といったコアな同世代ネタが話の本筋より楽しく、「逆転無罪」「宿敵」のアホらしさには脱力しまくり…。こういうバカ本も嫌いではないのですが、真面目な方にはオススメしません。2015/01/13
coco夏ko10角
24
11の作品収録の短編集。オチがどれもラスト1行、ではなくラスト1P・絵で。『再会』『逆転無罪』がよかった。2017/07/29
にゃむこ@読メ13年生
19
倒叙形式で進む完全犯罪の計画が、最後に図示される<動かぬ証拠>で崩壊するというミステリ短編集。いずれも「六とん」ほどパンチが効いてないのが惜しい。ミステリというより、オチのイラストで答え合わせするクイズに近いような感覚。一目瞭然のものもあれば、ちょっと本文を振り返って「おぉ、これが伏線だった」と頷くものもあり。楽しめたけど、蘇部作品ならもっとバカミス度を高めて欲しかったなw2014/12/18
きのピ子
17
今回も、バカミス界の巨匠(私が勝手に言ってるだけです)には大いに楽しませて頂きました。ツッコミどころ満載なトリックがまた良い。個人的には「片腕の男」が一番、馬鹿馬鹿しくて好きです。2014/09/10
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