無人の兵団 AI、ロボット、自律型兵器と未来の戦争

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無人の兵団 AI、ロボット、自律型兵器と未来の戦争

  • ISBN:9784152098757

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内容説明

ビル・ゲイツ絶賛! AIやロボット兵士が戦場に投入される時、何が起きるのか? ――急速に開発が進む「自律型兵器」の現場にレインジャー部隊出身のアナリストが迫る。先端軍事技術に関わる人々を訪ね、導入と規制の課題、戦争と人類の未来を展望する。解説/佐藤丙午

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keroppi

71
AIによる自立型兵器の現在と未来を語る。様々な映画や小説にも登場する自立型兵器だが、それはもうそこにあり、誰でも作ろうと思えば作れる技術がある。それを規制するのは人間であると、法的な論議にまで及んでいる。そう言えば、手塚治虫「火の鳥」でも、世界を滅ぼしたのは、AIだったなぁ。そうならないことを祈るしかないが。2020/01/16

ミライ

45
SF小説っぽい表紙もかっこいい、米国軍事アナリストのポール・シャーレによる著書。タイトルからしてワクワク感満載、軍事テクノロジーとしてのAI・ロボットについて、元レンジャー部隊出身の著者が語りつくす。すでにAIを搭載した軍事兵器(ドローン等)は実際の戦争で使われているが、今作は未来の自律的に動くAI兵器に関しての考察が語られる、近い未来ターミネーターが作れるようになる? ネット・ロボット・AIなどの技術は得てして「軍事が原点」なので、これから実現されるであろうテクノロジーを先取りでき非常に勉強になった。2019/08/24

サケ太

22
フィクションは未来になり得るか。めちゃくちゃ長い、が非常に興味深い。自律型兵器というものの存在やその意義について語られる。今までの、歴史的な兵器についても引き合いに出しており、兵器を開発、研究する必要性が理解できる。今後の展開や政治的な制約。完全な自律型兵器は形になっていないものの、多くの人々が未来を危惧して対策を考えている。『私の経験では、自律型兵器についての真剣な話し合いの一〇件に九件で、場所が国防総省の奥の院だろうと、国連の廊下だろうと、かならずだれかが『ターミネーター』を引き合いに出す。』2020/05/29

Atsushi Kobayashi

20
知らないことがいっぱいです。AIの問題や、運用の問題、人がどうからむか、など。ちょっと長いですが、考えさせられます。2019/10/12

パトラッシュ

19
ネットの内部ではサイバー戦争のただ中だが、リアルの戦争はAIやロボット技術の進展で自律型兵器の登場が目前だ。ほとんどの人は映画「ターミネーター」のイメージしかないだろうが、実際はどこまで進んでいるのかを本物の戦場を知る軍事アナリストが詳細に解説する。機関銃、戦車、飛行機、ミサイルと戦争技術は急速に進歩してきたが、ついにここまできた。この文章を書いているパソコンについてもろくに知らない私たちが「過ちを犯していることを知らない」機械に武力行使を託すのか決断を迫られている。他人事でなく民主国家の戦争なのだから。2019/11/05

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