MM新書<br> 東北のしきたり

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MM新書
東北のしきたり

  • ISBN:9784896376463

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内容説明

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日本には、非常に古い歴史があります。
その中でも特に、東北地方には、古代から綿々と受け継がれてきた「歴史」があります。
歴史的経緯、地理的条件から、東北地方は日本列島の他の地域に比べ、
いまだに、独自の文化が長く保存されている地域なのです。

有名ななまはげや猟師「マタギ」の文化などは、原初の日本人の姿を垣間見せてくれます。
私たちが日々生きている中、「あたりまえ」に行っているちょっとしたことにも、それは存在しています。

家の中にあるもの、毎日食べているもの、何の意識もせずにしている挨拶。
友達と出かけるとき。古くから変わらず受け継がれているもの。変化を繰り返しつつ続いているもの。

これら多くに「しきたり」が隠されているのです。

しきたりの由来は、その多くが神道にあるといえるのです。
ただ、現在の日本の神道は、明治維新の際に国策として整理しなおされたものなので、
しきたりとして残っている古い神様との関わり方とは、多少の差異が存在します。

そもそも、日本の神様や神社とは、その地域に根ざしたもの。
それぞれの土地にそれぞれの神様がいて、地元も人々を守ったり叱ったりしてきたわけです。
当然、その土地土地で神様の好みや性格は違うわけなので、挨拶や礼儀も違ってくるわけですね。
つまり、神様との関わり方に由来するしきたりは、地域によってかなりの違いがあるのです。

長きにわたって独自の文化をはぐくんできた東北には、
他の地域とは違った神様がいて、他の地域とは異なったしきたりがあるのです。

同時に、これまで大切に受け継がれてきたしきたりも、
多くが忘れられていくという副作用も発生してしまいました。方言も急速に薄れつつあります。

それぞれの地域に、長く受け継がれてきたしきたり。

確かに、その多くは面倒であったり、都会のスタイルや外国の格好の良い物に比べ、
おかしい、変だと思われてしまうものがあったかもしれません。

でも、長年続いてきたものは、それだけの理由があるのです。

その土地で、人々が生きていくために必要なもの。
偉大な功績を残した人を忘れないために行われてきたもの。
その由来や、どのように生活に結びついてきたのかを知ることは、とても大切なことなのではないでしょうか。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばんだねいっぺい

20
 まめぶ汁しかないのか。うーん。仙台初売りの凄さを初めて知った。路面ツルツルの年始の移動は大わらわだが、一度くらいは行ってみようか。2017/08/10

茎沢

5
校閲が甘かったってことはまぁ置いといて… わたくし秋田出身ですが、 豆まきは落花生!成人式は夏!厄払いも兼ねた同窓会!飲み会の練習!常識だよねー笑2017/10/31

tsubomi

4
2022.02.15-02.28:東北地方に伝わるしきたりや祭りについて。後半は冠婚葬祭のしきたりが多く、全体としては既知のものが半分くらいかな、という印象。この本に紹介されていないしきたりもありますので、あくまでも著者が調べた範囲内でのしきたりだと思いますが、特に興味深いのは山形や福島など南東北。私にとって北東北3県は同じ文化圏という感じですが南東北は関東や関西ほどではないけれど同じ文化圏という認識はないので・・・結構知らないことが多かったです。2022/02/28

まっピ丼

2
東北へ来て2年。今まで感じて来た不思議が解明!2017/09/10

茎沢

1
山形県民になったので再読。きりたんぽ県で育ったため、芋煮は醤油派。庄内在住なのでいつか戦争勃発するかも。2018/11/13

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