集英社新書<br> 心療眼科医が教える その目の不調は脳が原因

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集英社新書
心療眼科医が教える その目の不調は脳が原因

  • 著者名:若倉雅登【著】
  • 価格 ¥847(本体¥770)
  • 集英社(2019/07発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087210828

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内容説明

まぶしくて見えない! ぼやけたり歪んだりして見えない! まぶたが開かない! スマホ・パソコンで目を酷使する影響か、視覚の不調を訴える人が増えている。しかし、眼科で検査しても「異常は見つからない」。なぜか? それは見えない原因が「眼球」ではなく「脳」や「視覚の回路」にあるからかもしれない。眼科で診断不可だった症状を数多く治療してきた神経眼科・心療眼科の第一人者である著者が、現代人に頻発する目の不調を、脳や神経、心の問題と絡めながら解説。いろいろな症状を紹介することで、似た症状に苦しむ人の参考になる上に、目と視覚の基礎知識、意外で面白い目の不思議が学べる一冊。 ≪本書で紹介する主な症状≫●まぶしくてまぶたが開けられない! ●視覚ノイズで見えない! ●ぼやけたり歪んだりで見えない! ●手術・服薬で見えなくなった! ――などなど

目次

はじめに 眼からの情報は脳が処理する
序章 街の眼科医が気付けない目と心の世界
第一章 眼と脳に関する基礎知識
第二章 眩しくて瞼が開けらない!
第三章 視覚ノイズで見えない!
第四章 ぼやけたり歪んだりで見えない!
第五章 高次脳機能障害
第六章 手術・服薬で見えなくなった!
第七章 精神医学とのコラボ
第八章 患者自身が賢くなろう
終章 患者目線とコンコーダンス
おわりに
索引用語集

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アナーキー靴下

76
目関連でこの本も気になり読んでみた。見え方の不調は目の問題だけにあらず、は想像に難くないが、見るとは具体的にどのような仕組みなのか、更に不調の具体例について、優しく穏やかな語りで説明してくれる。ものを見ることの説明で登場する「孫娘の上の写真をもう一度見てください」真面目さと微笑ましさのギャップが異様に面白い。中盤からは著者が診た患者の症例話が中心だが、何だか羨ましい気持ちに。診察券が増えるほど、医療への信頼は減ってゆく。医療とはどうあるべきか、真摯に考える著者のような医師に出会えたら幸せだと思う。2022/05/20

おいしゃん

34
目と精神が密接に関わっているのは、日々嫌というほど実感しているので、こういうことに目を向けている専門家がいるというのを知っただけでも心強い。2020/02/20

ふぁの

5
診療眼科医の専門家が書いた本で、脳と目の繋がりをわかりやすく理解できた。 23年末から、私は脳の誤作動により左眼(体調が悪いと両目)が開かなくなる病気を患ってしまった。現在の医療では治す手段はないらしく、在宅勤務を余儀なくされている。しかし、ネガティブなことばかりを言っていても仕方がない。治療には医師との協力が不可欠であるが、医師を本気にさせるには、患者が医療に対して積極的に理解し、自ら治療に参加する姿勢を見せなければならない。どのようにすればQOLが向上できるか、貪欲に対応を続ける。2024/04/29

ジュリ

3
目に入ってきた情報は脳が処理をしている。3歳くらいまでの子どもが、長時間ゲームやスマホを見ていると急性内斜視になってしまうことがあるようなので、小さな子どもを持つ人は気をつけて欲しい。2021/04/27

Ruby

1
心療眼科の大家による著作。『ものは眼で見ているのではなく、眼からの信号が脳に伝わってはじめて見える』ことが繰り返し書いてある。心療眼科、神経眼科というのはもっと広まっていいと思う。2019/09/24

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