内容説明
老いるにもコツあり。
平常心を失うことなく先をゆっくり急ぐ、
中庸の心持ちがいい。
人生100年時代がやってきた。
されど、悩むな、焦るな、欲かくな――。
95歳の著者が自らに課してきた、日々のルールがここに甦る。
人との距離感から清談の方法、生きがいについてまで、
変わりゆく世を淡々かつ快活に生きるための47の智恵。
「日常の繰り返しこそ貴重なレッスン」
知の巨人がおしえてくれる、とっておきの思考法。
【目次より】
I 荷物を持たずに歩く
話し方について
ふるまいについて
心のもちようについて
心理について
休息について
入眠について
散歩について
病気について
師について
意識について
両手について
手紙について
距離感について
幻想について
II 気分が変わるのを味わう
贈り物の昨今
接触の昨今
顔の昨今
反動の昨今
信頼の昨今
常識の昨今
朝食の昨今
好物の昨今
話題の昨今
幅の昨今
美味の昨今
III 話題は遠い人を選ぶ
頭数のヒント
清談のヒント
料理のヒント
常用のヒント
世話のヒント
継続のヒント
応対のヒント
あつらえのヒント
身嗜みのヒント
趣向のヒント
私物のヒント
手習いのヒント
IV 雑念を愛する
定年考
小骨考
写真考
対人考
親切考
会食考
歩道考
活力考
風情考
独歩考
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
35
人生の大先輩の軽い呟きのようでいて、重みがある。そんなことまで~と感じることでも、実際に自分の身に降り掛かったとき対処できるだろうか。やはり、先輩の言葉には耳を傾けておくのが良い気がする。子供の頃に親から言われたことも今になって思えば、そうだよなぁ…と思うことも多いし。穏やかに日々を重ねるから健康でいられる。特別な日ばかりでは心が落ち着かない。やはり、平常心、平凡は大事だと思う。そして、ゆっくり急ぐ。遠回りが苦になるのではなく物事をはしおって近道するより、段取り通り一歩ずつ確認しながら進む方が安心できる。2020/10/19
coldsurgeon
7
Festina Lente(ゆっくり急げ)をそのままに、95歳まで生きてきた賢人のエッセイ。人生は雑然としていることが強みとなると言い切り、一つのところに留まることをすすめはしない。老いて立ち、新しいことを始めてみる。失敗に終わったとしても、活力を生み出すことができればいいのだ。老いを突き進むにあたり、よいアドバイスをもらった気がする。2019/10/18
kasumi
6
図書館でタイトル借り。ふむふむ、なるほど〜が多かった。かなりの先輩の文章なのにとても読みやすい。何年経っても外山さんの文章はキレがあって良いなぁ!2021/03/31
yasu7777
4
★★★☆☆ 稲沢3166-4992021/11/11
良さん
3
95歳の知の巨人がさりげなく語る、日々の生活ルールは心温まる。通勤読書の短い時間でにやりと笑って、今日生きる活力を得ることができた。感謝。 【心に残った言葉】老いるにもコツあり。平常心を失うことなく先を急ぐ、中庸の心持ちがいい。(扉)2019/12/05
-
- 電子書籍
- 相続法講義 改訂版 創文社オンデマンド…
-
- 電子書籍
- POPEYE(ポパイ) 2025年 2…
-
- 電子書籍
- 奈落の花【タテヨミ】 102 マーガレ…
-
- 電子書籍
- 風光る 33巻
-
- 電子書籍
- ゴロセウム(3)