新潮文庫<br> モンスターマザー―長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い―(新潮文庫)

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新潮文庫
モンスターマザー―長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い―(新潮文庫)

  • 著者名:福田ますみ【著】
  • 価格 ¥605(本体¥550)
  • 新潮社(2019/07発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101311838

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内容説明

不登校の男子高校生が久々の登校を目前にして自殺する事件が発生した。かねてから学校の責任を異常ともいえる執念で追及していた母親は、校長を殺人罪で刑事告訴する。弁護士、県会議員、マスコミも加わっての執拗な攻勢を前に、崩壊寸前まで追い込まれる高校側。だが教師たちは真実を求め、反撃に転じる。そして裁判で次々明らかになる驚愕の事実。恐怖の隣人を描いた戦慄のノンフィクション。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まさきち

74
自殺した裕太君の母親・さおりの常軌を逸した行動に恐怖を覚え、自分勝手な考えと欲望に従って彼女を援護する弁護士・高見澤に激しい怒りを感じながら読了です。こんな輩が身近にいないことを祈るばかりです。2019/05/29

ヨーイチ

57
題名と副題で内容は想像でき中身も一瀉千里。回り道やお遊びも無し(出来るわけもないか)。結構、昔の出来事で報道もなされたらしいが、忘却の彼方。事件の中心をなすモンスターマザーの行状の(本書の記述によれば)凄まじさに「心の闇の深さ」を感じるも計測出来るわけでは無い。自殺とかイジメ問題のモヤモヤ感って「心って目に見えない物」って現実がある以上仕方のないことで、報道を通しての「犯人探しや全貌理解」は慎ももうと思うばかり。続く2019/02/27

JILLmama

50
正に開いた口が塞がらない。 こんな親...いるんだ。思いっきり性格異常な母親。 高校生の男の子が自宅で自殺。 母親は高校や部活動でのイジメが原因で息子は自殺したと世間に訴える。高校や教育委員会が認めないと、 人権派弁護士や議員を味方につけて訴訟を起こす。 明らかにこの異常な母親が話をでっち上げてるんだけど、当時メディアでは隠蔽体質の学校!みたいに一方的にイジメがあったように報道していたんだと思う。 1番かわいそうなのは亡くなった息子だよ。 この狂った母親は今、何を思うのだろうか?2019/02/21

カブ

49
バレーボール部でのいじめで自殺!?そんな痛ましいことが...。でも、事実はかなり違っているようだ。なぜこのようなことに!?ほんとうにこんな母親がいるの!?2019/04/09

金吾

45
○これが事実であるなら(一連の判決から見ると少なくとも事実に近いと感じます)とんでもない話です。周りにこの母親みたいな人がいないことを祈ります。また登場した人権派弁護士の脳内お花畑や責任は全然とらないマスコミにはあきれました。 国や公共の機関は強者で悪、庶民は弱者で善は日本においては言い切れないと思いました。2021/01/05

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