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内容説明
グローバル化し,競争が激化する中でも,なぜ日本の食品小売市場でグローバル小売企業は苦戦を強いられるのか。日本の食品スーパーがもつ地域多様性と現場の組織能力による強みを浮き彫りにし,今後の小売構造の行く末を指し示す力作。方法論の解説も充実。
目次
序章 問題意識と本書の構成
第1章 日本の小売構造の特質と研究の系譜:マクロデータの整理と既存研究から見る日本の小売市場の特質
第2章 小売構造と消費市場の相互作用:食料品を扱う業態において市場集中度が高まらない理由の考察
第3章 小売市場内での小売業者間の競争:学習を伴う創造的競争はいかにして可能か
第4章 本書の分析視点と実証分析の課題・方法
第5章 顧客満足の規定因(1):統計アプローチ
第6章 顧客満足の規定因(2):集合論アプローチ
第6章補論 fsQCAの具体的手続き
第7章 小売組織内での知識創造:小売店頭の知識創造モデル(r─SECIモデル)
第8章 店頭従業員の進取的行動:現場での創造性とモチベーション
第9章 店頭従業員の能力獲得
終章 結論と展望