「戦争と平和」の世界史(TAC出版) - 日本人が学ぶべきリアリズム

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「戦争と平和」の世界史(TAC出版) - 日本人が学ぶべきリアリズム

  • 著者名:茂木誠
  • 価格 ¥1,500(本体¥1,364)
  • TAC出版(2019/07発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784813284628

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内容説明

願っているだけでは平和は守れない! “悲惨な腫れ物”として扱うだけでは、戦争はなくならない。緊迫する米中関係、朝鮮半島、中東――。秒単位で激変する国際情勢下で、私たちは今こそ史実から学ぶ必要がある。情緒を抑え、冷静に事実のエッセンスをえぐり取った日本人の生き方を示唆してくれる究極の1冊。「人類は戦闘を繰り広げながら、食い止める努力も積み重ねてきた」――“古人類学による戦争の起源”から“21世紀の東アジアの未来”までをわかりやすく凝縮! 世界の“戦争史”を振り返りながら、わが国が関わった戦争も手に取るようにわかる! 空気に流されず、日本人が本当にしなければならないことを学ぶために最適の1冊。政治的立場の違いを越えて、令和時代を歩むための必読書。「宗教」「外交と諜報」「戦時国際法」「軍隊の人事」「派閥抗争」「地政学」「集団安全保障」他。通史を重層的な視点で捉えながら、戦争と平和のメカニズムが理解できる!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ykmmr (^_^)

71
全体的に、『世界史』と言うよりは、「世界の情勢・出来事・思想などからみた日本史」と言う感じがする。綺麗事しか書いていない教科書などとは違うリアルさで、実は『共産』が戦争に関わっていた、日本が『大戦』に参加しないプランの存在など、知らなかった話が多々あった。教科書には登場するが、触り程度しか学習しない墨子・グロティウス・西周・北一輝などの人物ネタを取り入れているのも斬新で、墨子や北の見方を変えるだけで、歴史が変わるみたいな考察も印象的であった。タイムマシンなどがあって、現地で見に行けたりしても、2021/10/16

もりやまたけよし

44
単純に戦争反対と言っていれば良い時代ではなくなっていると言うことですね。冷静になって先の大戦のお浚いをしなければなりません。2020/01/30

南北

40
「戦争と平和」という観点で世界史と日本史の両方を概観した本です。東アジアの情勢が怪しくなっている中で日本が巻き込まれないようにするにはどうするかを考えるには、そもそも人類が戦争をどのように回避してきたのか過去の歴史を振り返る必要があります。400ページ以上ありますので、読み通すのに時間がかかりますが、リアリストとしてどうするかを分析した本は少ないので、読む価値は高いと思います。2019/08/22

ソーニャ

33
世界史に興味があるのと、著者が予備校講師ということで分かりやすそうという先入観のもと読んだ。 戦争の歴史と、人類がいかにして戦争を抑止するシステムを構築してきたかについての本。第1章は人類史的な導入だが、メインは後半の明治以降の日本。 簡単そうかなと思い手に取ったものの、自分の前提知識不足か読み終えるまでかなり時間がかかってしまった。後半よりも前半の騎士道に基づく戦争と異教徒との聖戦の違い、聖職者の官僚化、人々の信仰から生産への志向の変化とナショナリズムの発生、徳川幕府と欧州の平和の違い辺りが面白かった。2020/01/24

速読おやじ

29
読み応え抜群!予備校の世界史講師の茂木先生の文章のキレ味がとても良い。特に第二次大戦前後の描写が興味深い。2.26事件をもたらした統制派と皇道派の抗争、関東軍の暴走により拡大した中国戦線、時代を見誤った三国同盟など。愚かな判断を下した時の政治家、軍人トップに手厳しい。あの戦争で手を組んだ米国とソ連、中国は今や事実上の敵国だ。パックスアメリカーナが終焉した今、戦争は必然的に起こる。我々日本はもう過ちを犯してはいけない。9条を絶対視するだけでは、戦争は回避できないのではないか。歴史に学び、考えよう。2022/12/04

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