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内容説明
三国時代の幕開けの頃、荊州の都市・襄陽で、のちに鳳雛と称される大才の賢士が産声をあげた。少年時代はあまり評判を得なかったほう統だが、人物鑑識眼で有名な司馬徽が主宰する、私塾入門をきっかけに、めきめきと頭角を現しはじめる。さらにそこで、諸葛孔明と運命的な出会いを果たすこととなる。司馬徽の私塾を巣立った若者たちは、大志を抱きながらそれぞれの道を歩みはじめる。ほう統は、太守・劉表の病死により、いち早く荊州の動乱を予見し、呉都の郊外に居を移す。その地で期せずして、旧友・孔明と再会したほう統は、周瑜から呼ばれ、曹操への「火攻めの計」について意見を求められる。ほう統はたちどころに「連環の計」を具申し、自らその陣営に赴き、見事なまでに曹操を欺くことに成功する。結果、赤壁の戦いを大勝へと導くのである。諸葛孔明に優るとも劣らない蜀の大軍師の生涯を描く、長編歴史小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
MIKETOM
5
副題に「孔明と並び称された蜀の大軍師」とある。水鏡先生が「臥龍(孔明)か鳳雛(龐統)のどちらかを手に入れれば天下をも手に入れる」と語った日から龐統は孔明と同等クラスの大軍師という評価が定着した。しかしながら龐統の有名な実績と言えば赤壁の時の「連環の計」ぐらいなもの(これも三国志演義での創作)。それ以外に目立った功績はない。そして龐統が劉備陣営に身を投じたのが周瑜が亡くなった後であり、間もなく劉備による蜀侵攻が始まるがその序盤戦で龐統は流れ矢に当たって不運な死を遂げる。つまりポテンシャルはともかく→2026/05/10
BIN
4
諸葛孔明と並び称される鳳雛こと龐統を描いた作品。三国志演義と正史を合体させ、プラスにオリジナルストーリーを加えた感じです。呉(特に周瑜)との仲が良く、孔明とも尊敬しあっている仲で人間関係は良く書かれていて、読みやすい。ただ間違っている部分が多々見受けられたので、そこはちょっと残念でした。2015/05/19
P-man
3
久しぶりの三国志モノ。有名だが報われない、黒田官兵衛っぽいところのある龐統が主人公。(官兵衛は半兵衛に先立たれ龐統は孔明を残して早死にしたけど) 最近じゃ劉備がすっかり腹黒キャラ定着しちゃったけど今作のように昔からのスタンダードな義の人の劉備がやっぱり好きだなぁ。徐庶の母親はチョイ役だったが、すごい存在感(と行動だ)。2015/10/26
maito/まいと
3
三国志にて、蜀の臥龍の孔明と双璧とたたえられた名軍師・龐統の生涯を描いた歴史小説。悲劇の生涯とも言える最期に至るまでの、彼の生き様は、意外にもさわやかだった。2009/06/02
路地裏のJBOY
2
「臥龍(諸葛孔明)・鳳雛(龐統)」と呼ばれ、諸葛孔明と並び称された龐統も劉備を支えたが、蜀制圧時に不運の死を遂げる。彼が生きていれば蜀も違った展開になったかもしれない。余計な解説等がなく読みやすかった。2021/05/10




