素晴らしい映画を書くためにあなたに必要なワークブック

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素晴らしい映画を書くためにあなたに必要なワークブック

  • ISBN:9784845911776

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内容説明

言葉で考える人間が、絵で伝えるものが映画だ。
言葉と映像との葛藤が劇を生み、脚本術こそが映画の核となる。
面白く、劇的な一冊だ。
──大林宣彦(映画作家)

脚本は映画の地図、作戦計画書、そして魂。
──犬童一心(映画監督)

ハリウッド映画を知るためにまず最初に師事すべきシド・フィールドの、世界で一番読まれている脚本術、待望の邦訳第二弾! あなたのアイデアを傑作に変えるプロセスのすべてを指南する。

脚本術のバイブル『映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと』の第二弾が登場。シド・フィールドが世界各地で行なったワークショップをベースに執筆された、より実践向きの内容となっている。本書では、脚本を書くまでの準備、そして実際の執筆にあたってのポイントを、順を追って丁寧に説明。アイデアはあるのだが何をしたらいいのかわからない読者に、脚本を書くためのプロセスを教えるwhat-to本である。長編映画でも短編でも、どんな映像の表現形態を制作するにしても必ず役に立つ。各章を読み、練習問題に取り組めばどの段階で何を書かなければならないかが即座にわかり、読み終わったら脚本が一本書けている仕組みだ。

脚本はシステマティックな技術でカバーできる部分が非常に大きいことを忘れずにいてほしい。
あなたは、思い描くようにうまくいかなくても、チャレンジし続けることができるだろうか。どうしようもなく下手くそなものを何ページも書き続ける勇気があるだろうか。怒りや不安に襲われても辛いだろうが、それで書くのを止めてしまったら何も学べない。試行錯誤を恐れず、どれだけ時間がかかっても書けば、必ず脚本を書くための技術やコツが学べる。

ジャン・ルノワールの言葉を読者に贈る。「完璧さは心の中にのみ存在するものだ。現実には存在しない」。最初から完璧を求める必要はない。すべては書くことから始まる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mizzan72

5
いわゆるハリウッド映画ってやつが苦手だ。例えば、つい引き込まれる導入部があって、伏線が幾重にも張られ、息をも着かせぬアクションてんこ盛りの展開。謎は一つずつ明らかにされ、結末はあっと驚くどんでん返し……そんな分かり易い面白さに何か「型」のようなものを感じて、冷めてしまうのだ。本書では、そんな映画の脚本の「型」を説明している。……しかし、その「型」ってやつの作り方が、かなり面白い!だってほんとに「型」があるんだもん!しかも、観たい映画のリストが一気に増えた!なんだ、ハリウッド映画って面白そうじゃん!2014/08/12

MO

4
脚本術のワークブック。前書を読み終えてから長い時間が経ったが、この本だけでもかなり使える。特に構成に力を入れていて、システマチックに教えてくれる。「映画とはアクションである。登場人物がどう行動し、反応するかで登場人物の様々な側面が見えてくる。」「書くこととは、書き直すこと」「悩んだら書け」「ドラマとは葛藤である。葛藤がなければアクションはない。アクションがなければ主人公は存在しない。主人公が存在しなければストーリーは生まれない。ストーリーがなければ当然脚本も存在しない」再読しながら短いストーリーでも書く。2020/03/22

Yoshimasa Yoshida

4
「ストーリーってなんだ⁈」と思い手にした本。全米の学校でテキストとして使われてる脚本家のための指南書。最近の知ってる映画がたくさん出てきて面白い。踏ん張りたくなる一文:第一稿は完成だ。さあ、ここから本当の作業が始まる。(中略)その際のキーワードは「引き締める、削る、凝縮する、磨きをかける」である。カットして、カットして、ひたすらカットする。2012/08/07

eirianda

3
結末をまず考えること。これは大きい収穫。分かっちゃいるけどすぐ書き出しちゃう、そこのあなた。必読です。2014/09/13

オフィス派の宇宙図

3
まず、テーマを決めよ。「誰のための(何のための)」シナリオか? 次に状況設定、葛藤、解決の三幕を構成する。第一幕で主人公の目的の設定をし、第二幕で物理的・精神的葛藤に衝突する、第三幕で葛藤の解決を描く。第一幕の最後にプロットポイントⅠ、第二幕の最後にプロットポイントⅡを配置し、そこで大きな転換が起こる。第二幕では中心的な事件であるミッドポイントを配置、その前後のサブコンテクストを考える。サブコンテクストに従いピンチⅠ、ピンチⅡというアクションを入れる。2014/03/27

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