ぼくたちは卵のなかにいた

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ぼくたちは卵のなかにいた

  • ISBN:9784092897700

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内容説明

これまでの自分と違う自分を探す旅にでる。

ぼくたちは、卵のなかに住んでいる。
卵のなかには、山も、海も、町もあって、電車も走っている。
平和で楽園のような世界なんだ。
十三歳の誕生日、この世界を出るのか、とどまるのか決めなくてはいけない。
人生一度の決断のときだ。
そのことを知ったときこれまでの自分とは、全く違う自分になったのだとはっきりとわかったんだ。見た目はちっとも変わっていないし、中身だって変わってない。同じ自分だけれど、違う自分なんだ。

少年は、卵の世界を出て行くことを決断した。
少年を待っているのは、どんなところなのか?
その決断はどういうことなのか…。


大人になるまえの子どもたちに贈る物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

oldman獺祭魚翁

35
図書館 ワケわかりません。僕の読み方が悪いのかと思ったりするんですが、どうやらそうでもないらしいのです。この本が何を言いたいのかかが全く解らないんですね。面白くない訳じゃ無いんですがねぇ……。これを読んだ小学生がどう思うか解りませんが、かなり疲れる読書となりました。長文の書評はこちらです⇒ https://www.honzuki.jp/book/284544/review/238552/2019/12/21

千穂

33
タイトルに惹かれて図書館で借りてみた。卵のなかの住民だった少年たちは13歳を迎え、卵の外に出るか、卵のなかで住み続けるか、自分で選択しなければならない。卵、崖、それぞれが何かの象徴なんだとは思うのだが。その世代の子どもたちが読むと理解できるのかな?2020/10/08

はる

22
なんか思ってたのと違った。私はてっきり卵の中から外に出る選択をした人は一種の生まれ変わりみたいなのが起こるって想像してたんだけど、誰かの変わりみたいになる感じでした。大人になりきる前のそれこそ13歳くらいの子が読むとまた違った感想になるのかな~。でも、不思議な話には変わりないです。2019/09/22

caramel

20
ほとんど期待せずに読んだんですが、良かったです。卵の世界から出るか出ないかという選択を迫られるあたりから、凄く興味深くなっていきました。ファンタジーで描かれているけど、ドロドロした部分も描かれていて、とても大事な事が潜んでる、そんなお話でした。読み終わっても謎はあるけど、なんだかそれがまたリアルにも思え、不思議なお話でありながら実は身近な物語なんじゃないかなと思います。2021/08/24

白雪ちょこ

17
なかなか解釈が難しい内容となっていた。 最初は、卵の中に住んでいる不思議の国のアリス的な、ファンタジーなのかと思いきや。 「13歳になれば、外に出るかここにとどまるか決めなければならない。」という選択。 それはもしかしたら、思春期独特の自分の心の殻に閉じこもる、といった皮肉を要しているのかと思った。 どんどん大人へと成長していくにつれ、嫌な感情を知る。 それがあの、悪の命の水なのでは。 しかし、至る所の伏線が中途半端で終わってしまったため、モヤモヤ感は所々に散りばめられており、惜しい内容となっていた。2022/07/28

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