内容説明
詩、絵、音楽を愛し、そして自然の中に思索を求めてやまぬ著者が、自らの手で、愛着深い作品のみを選びあげた珠玉の随想集。冒頭の「牧歌」と最後の「霙の降る林」の間には30年の歳月が流れている。〇北杜夫 過去、早春の林や秋山の路傍で、私は自分にとってかりそめならぬ書物の何頁ずつかを、繰返し読んだものだ。串田さんのこの本は、久しぶりにそうした誘惑を私の心にひき起す。透徹した眼差、しんとしてまたふくよかな抒情。ここには稀な詩人と思索人とのまじわりがある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
調“本”薬局問悶堂
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前回に引き続き、また!!串田孫一の本には不思議がいっぱい。 今回は、本の途中にBlueBlackの万年筆で書き込まれた文字。我が儘の“儘”のようにも見えるけど、ちょっと違う。それも文字の端が切れているし。ちょうどそのページに栞が挟まっていた。なんなのだろう。 それから目次に挟まっていた花の雄しべのようなもの。 そして、串田孫一は旧樺山愛輔の家に住んでいたことがあったことが分かった。なにか縁を感じる。やっぱり串田孫一の随筆は好きだ。 《2020年7月 登録》 苹果(へいか/ひょうか) … りんごのこと2012/01/25
お猿トルよりシムノンを
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電子にて。素晴らしい2025/05/17