内容説明
玉川上水で、日東グラスウールの常務・郷司が殺害された。転職のことが原因で郷司と対立していた、東北出身の田代少年が疑われる。田代は内気で言葉の訛をからかわれるのがいやで、職場でも孤立している青年だった。後日発見された凶器の紙バンドも田代の工場の物とわかり、彼への容疑は深まる。寄る辺ない青年の孤独を描く傑作推理。第9回江戸川乱歩賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kanamori
1
☆☆☆2011/10/20
もぐもぐチョビたん
1
乱歩賞第9回。断熱材メーカーの常務が殺され、工場に勤める東北出身の内気な青年が容疑者に。疑問を抱いた来宮警部が捜査に乗りだす。バランスがちょうどいい推理小説☆都会に馴染めず孤独を抱える青年。都下と都内の相違点。警察内部の軋轢。学歴のハンデ。トリックも面白いと感じた。ただ、丁寧に論理を組み立ててきたのに、いざトリック解明の時にかなり偶然性に頼った感が強い。死亡推定時刻の誤表記が気になった。そして警部、ラスト軽率すぎでしょ。後味悪いわw2011/12/28
こうてん
1
古い古い作品だけど面白かった。乱歩賞作じゃなければ手に取ることも無かったが、読んでみて良かった。最近の乱歩賞はとてもハードルが低く感じるが、昔はレベル高かったのかなぁ。少し昔の作品も手に取る必要があるかと思う。2011/07/22
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