内容説明
「ニュートンの密室」と題された、巨大なる黄金のモニュメント。箱根の美術館庭園に作られた、高さ15メートル&直径8メートルの円筒形オブジェの中で、女性彫刻家が殺された。現場は完全密室で、犯人の姿はない。唯一の逃げ場所は、15メートル上に開いた空間のみ。万有引力に逆らわねば不可能な犯人消失の謎に、軽井沢純子と木原青年が挑む! 万有引力に逆らった、殺人犯のトリックとは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
20
ピタゴラス→ニュートン(今巻)→アインシュタイン。今回は密室について。黄金の巨大オブジェでの密室殺人…すごい。2021/02/23
名無しのオプ
1
どのようにして密室が作られたのか(How)よりもなぜ密室が作られたのか(Why)に重点を置いて書かれた作品。割とあっさり密室は破られ、焦点は動機の方に移っていくのですが……納得はいくもののなんとも薄っぺらい。三部作を途中から読んでしまったのが良くなかったのか……?ピタゴラスとアインシュタインは探して読みます。2018/05/07
よしらん
1
非常に残念な作品。密室ミステリーを書く時にどんな作者も悩むであろう“何故密室なのか”に挑んだ作品。そのテーマ自体は面白いし、その解答も好きだ。しかし、そのテーマの良さを出すにはもっともっと人物を深く、丁寧に描くべきではなかったかと思い、物足りなさを感じる。もったいない2011/07/12
upi2003
1
登場人物の描写が今ひとつ・・・つまらん2008/08/12
barcarola
0
密室の「なぜ」にこだわった作品。余計な枝道がないのでテンポよく読むことが出来た。巨大なオブジェにより構成される密室というのがなかなかに魅力的であり、結構好み。2015/09/27