ブルーバックス<br> プリンシピア 自然哲学の数学的原理 第2編 抵抗を及ぼす媒質内での物体の運動

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プリンシピア 自然哲学の数学的原理 第2編 抵抗を及ぼす媒質内での物体の運動

  • ISBN:9784065166567

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内容説明

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アイザック・ニュートンの代表作『プリンシピア 自然哲学の数学的原理』の全訳を全3巻で復刊。出版当時から難解と言われた原典を、現代の科学者が「内容そのものの解明理解を目的」として翻訳。巻末注には、微積分の定理を使った別証明、原典では省略された証明の内容、現在の視点から見た物理的概念の解説がまとめられている。第2編では、流体力学の諸問題が説かれている。ニュートンはまず、抵抗が速度に比例するものとして、あるいは抵抗が速度の自乗に比例するものとして問題を取り扱った。ついで、重力の作用の下での流体の釣り合いについて論じ、流体内における波動の研究がこれに続き、それから惑星運動の原因とされたデカルトの「渦動論」の検討へと進み、二、三の簡単な命題によってみごとにこれを否定した。【本書の内容】第2編 抵抗を及ぼす媒質内での物体の運動〕 第1章 速度に比例して抵抗を受ける物体の運動 第2章 速度の自乗に比例して抵抗を受ける物体の運動 第3章 一部分は速度の比で,また一部分はその自乗の比で抵抗を受ける物体の運動 第4章 抵抗媒質内における物体の円運動 第5章 流体の密度および圧縮 ; 流体静力学 第6章 振子の運動および抵抗 第7章 流体の運動,および投射体に働く抵抗 第8章 流体内を伝わる運動 第9章 流体の円運動訳者注索引※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おつまみ

43
一つの仮説について、非常に深い洞察力を感じた。高校・大学で習った物理はこのような土台が基本になっている。当たり前のように使っている公式も非常に複雑な過程をへて、僕たちが使えるようになっている。2021/04/07

roughfractus02

8
宇宙レベルまで拡大し、天体の三体問題まで踏み込む第1編から、本編は身の回り、つまり真空でない空間=「抵抗を及ぼす媒質内での」運動から力を導出する。重力下での垂直落下、流体、振子、波動等の現象を運動と捉え、さらに力の法則を導出する幾何学的手法は、後に力から運動を導出するラグランジュらの批判的な継承によって、ニュートンの力学からニュートン力学確立に向かう(山本義隆『古典力学の形成』)。改めて本巻を読むと、日常の現象を著者が幾何学によって抽象化する際にユークリッド『原論』からどう離れていくか、という点がわかる。2019/09/03

takao

1
ふむ2019/08/14

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