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内容説明
弱小球団を変革したのは「数学」だった――ビッグデータから選手の真の価値を導き出し、視覚的に提示し現場で活用することで、21年ぶりのプレーオフ進出を成し遂げた、ピッツバーグ・パイレーツ奇跡の実話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 零細企業営業
19
ずーと負け越していたパイレーツ。予算は無い、無いなら今いる選手達でどうにかするしか無いが、案は無い。だから分析出来る人を入れて守備体系を分析して、極端なシフトを組む。そして守備の網に掛けるため、バットの芯に当たらせずゴロにさせるためにフォーシームじゃなく、ツーシームで投球させ、その投手達を活かせるキャッチングの上手い捕手を補強する。それが結果を出すのが痛快。まぁ、すんなり行かなかったけどね。。日ハムが取り入れてるのがコレなんだろうか?2020/02/26
フク
18
#読了 20年連続の負け越しや年俸額がMLB平均の半分以下でファンとの信頼関係が壊れてしまったチームを、統計と分析の魔法で立て直そうとする物語。 トップリーグで行われる実験を楽しむ。 データの積み上げで勝ってきたチームが、大一番でコーチ・選手の経験に基づく勘も活かして勝利を掴み取るのが印象的。 kindle再読2023/05/17
フク
17
21年ぶりのプレイオフでのスタジアムの熱気には熱いものがこみ上げる。 * 捕手としてだけでなく、人間としてのマーティンの価値が大きい。2019/12/10
フク
13
kindle再読。 20年分の鬱憤と情熱を解き放つ、地元の熱狂というのは何度読んでもシビれる。 前に読んだ時には流していた名前に目が留まった。イエス!2021/02/21
Eiki Natori
6
2023年4月終了時点でナ・リーグの全体首位がパイレーツ、ア・リーグはレイズ。共に年俸が30チーム中26番目と27番目だ。両チーム共に「勢い任せ」ではなく、成熟したチームのような試合をしている点に、私は注目していた。 2012年以降、弱小チームがポストシーズンに3年連続で出ることができたのは、徹底したBIの活用と選手たちの探究心の賜物である。フレーミング、守備シフト、ツーシームなど、今では当たり前の作戦を膨大なデータから見出したのは敬服に値するし、統計学の重要さを教えてくれる一冊。2023年より・・・2023/05/03